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慢性消化器疾患に効く温泉の泉質とは?

胃腸をはじめとした消化器系の慢性的な疾患におすすめの温泉についてご紹介します。

用語集 効能
慢性消化器疾患に効く温泉の泉質とは?
  • 慢性消化器疾患に効く温泉の泉質とは?
消化器系疾患というのは、胃腸などの消化器系の病気の総称です。
消化器系とは、口から肛門まで続く器官を指し、食物を食べる、食べた食物を栄養素に消化分解する、栄養素を血液中に吸収し、消化できなかった食物の残りの部分を体外へ排泄する働きをします。
特定の病気のことではなく、消化器系の病気をまとめた名前です。



慢性消化器病の原因と温泉の効能


神経性胃炎、胃神経症などの症状は、日常で蓄積されたストレスと関係のある病気です。
温泉に浸かって気分をスッキリさせることは、ストレスの緩和に繋がり症状の改善に効果があります。

また、軽い胃腸炎などには腹部にかけ湯や、消化器系疾患に効果のある飲泉もおすすめです。

慢性消化器病に効果のある温泉の泉質とは?


慢性消化器病の改善に効果的な温熱効果は、温泉の持つ一般適応症なので泉質は特に問われません。
その中でも、飲泉で二酸化炭素泉、酸性泉、炭酸水素塩泉、含鉄泉、硫黄泉、塩化物泉がおすすめです。

二酸化炭素泉


炭酸ガスが溶けている温泉で、日本では比較的少ない泉質です。
入浴すると全身に炭酸ガスの泡が付着し、皮膚から炭酸ガスが吸収されることにより血液の循環を促します。

そのため、温泉の温度が低くても体が温まりやすいのが特徴です。飲泉するとサイダーのような咽越しです。

酸性泉


火山の噴火口付近に湧く日本特有の酸性度の高い泉質です。
pH値が低く、温泉1kg中に水素イオンが 1mg以上含まれているもので、酸性泉の多くは硫黄以外に硫酸、塩酸、ホウ酸、明礬(みょうばん)、緑礬(りょくばん)などの成分を多く含みます。

炭酸水素塩泉


カルシウム・マグネシウムを多く含むカルシウム(マグネシウム)炭酸水素塩泉と、ナトリウムを多く含むナトリウム炭酸水素塩泉に区別されます。

別名「美肌の湯」と言われる泉質で、肌の角質や毛穴の汚れを乳化して洗い流すクレンジング効果があり、皮膚を滑らかにしてくれます。

一方で、入浴後には肌が乾燥することがあるので、保湿ケアはしっかり行いましょう。

含鉄泉


含鉄泉とは、鉄を多く含む泉質です。温泉1kg中に総鉄イオンが20mg以上含まれているもので、陰イオンによって炭酸水素塩型と硫酸塩型に分類されます。

湧出時は無色透明ですが、空気に触れることで鉄が酸化し、浴槽では特徴的な茶褐色となります。そのため「赤湯」と呼ばれることもあります。

硫黄泉


硫化水素ガスのにおいと湯の花が特徴で、最も温泉らしい温泉と日本人に人気の泉質です。

末梢血管拡張や肌を滑らかにしてくれ、高血糖、動脈硬化、高血圧などに効果が期待できることから、別名「生活習慣病の湯」と呼ばれています。

塩化物泉


日本では単純温泉に次いで多い泉質です。
塩分が主成分の無色透明のお湯で、入浴することで塩分が肌の水分蒸発を防ぎ、保温効果が高くなるため体の芯から温まるのが特徴です。
別名「熱の湯」と呼ばれ、血行促進の効果が期待できます。

ただし塩分が多く含まれているので、皮膚が弱い人が長湯をすると、湯あたりなどが起こる場合があるので注意してください。

慢性消化器病に効果のある飲泉


胃酸が増えすぎると、胃潰瘍や逆流性食道炎の原因になると言われています。
胃酸過多による胃痛や胃の不快感の緩和には、空腹時にアルカリ性「重曹泉」を飲むと、胃酸が中和されます。

片や、胃酸が減りすぎても胃腸の働きが落ちてしまいます。
胃腸の働きが鈍ると食欲不振に陥ります。
食欲不振を改善するための飲泉は、塩化物泉、炭酸泉、硫酸塩泉がおすすめです。

炭酸水素塩泉


胃酸の中和することによって、胃・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎に効果的です。

硫酸塩泉


マグネシウムを含有している温泉も多い硫酸塩泉。
マグネシウムは胃から十二指腸に行き着くと、胆嚢に作用して、胆嚢を収縮させます。

胆嚢が収縮することで、胆汁が消化管に分泌され、消化管が食物を押し流すぜんどう運動が活発に。
胆道系の動きが良くなると便秘の軽減につながります。

二酸化炭素泉


胃のぜんどう運動が活発になり、胃腸機能低下の改善に効果があります。

慢性消化器病に効果のある飲泉所のある温泉施設


原鶴温泉 やぐるま荘




やぐるま荘はサイクリストに優しいサービスが多く、自転車旅をするならぜひ立ち寄りたい宿。
ただ、サイクリストだけでなく、消化器病の改善を目的とした飲泉するために訪れるのもオススメです。

飲泉場は源泉にほど近い場所に設置されており、原鶴の中でも屈指の泉質を誇ります。
温泉も岩風呂、露天風呂、貸切風呂、足湯などで堪能。トロトロとした質感が楽しめます。

住所:福岡県朝倉市杷木久喜宮1890-1
TEL:0946-62-0700

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温泉療養文化館 御前湯


長湯温泉は古い歴史をもつ湯治場ですが、現在の「御前湯」の始まりは江戸時代になってから。
江戸時代で十分古いと感じますが、「風土記」に記されている『二つの湯の川あり、神の河(寒川、のちの芹川)に会えり』とある、その「湯の川」にさかのぼるというから驚きです。

長湯温泉の最大の特徴は豊富な炭酸ガスが含まれていること。
炭酸ガスの温泉は長湯してて利き、飲んで効くと言われています。
入浴で血流の循環を促し、飲泉で胃腸の働きを活発にするのです。

住所:大分県竹田市直入町大字長湯 直入町長湯7962-1
TEL:0974-64-1400

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塚野鉱泉 旅館 山水荘




大分県大分市にある知る人ぞ知る名湯「塚野鉱泉」。
ここの飲泉は「胃腸の薬」として有名で、消化器官の不調や便秘などに抜群の効果を発揮すると言われています。

以前は4軒の旅館で塚野鉱泉を管理していましたが、現在は「旅館 山水荘」のみとなっています。
湯治を目的として数日間滞在する利用者も多いのだとか。

住所:大分県大分市大字廻栖野21
TEL:097-541-0008

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まとめ


慢性消化器病に効く泉質についてご紹介しましたがいかがでしたか?慢性消化器病には飲泉が効果を発揮します。
今回ご紹介した飲泉所以外にも、様々な場所がありますのでぜひ利用してみてください。
《編集部》

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