その点、日帰りで行けるところにある温泉なら毎週でも通えるところが魅力です。
1.源七露天の湯(蔵王)
豊富な湯量を誇る蔵王連峰からのいで湯の恵み。
たっぷりのお湯をたたえた湯舟が誘うように湯けむりを上げているとなれば、一刻も早く入りたい。
自然に囲まれた蔵王連峰の北西中腹にあるため、マイカー、もしくはレンタカーを利用して行くのがおすすめです。
標高約900mの高地に湧く蔵王の湯はたっぷりとした湯量があり、古くから奥州三高湯の1つに数えられてきました。
特に蔵王の湯は西暦110年に発見されたといわれる、貴重なお湯です。
そんな蔵王の湯を自然の中で満喫できる源七露天の湯は、渓流沿いにある野趣あふれる岩づくりの露天岩風呂で、川のせせらぎを聞きながら自然に包まれるように入浴できます。
内風呂は香り豊かな檜の湯舟でつくられていますので、異なる湯舟の感触を味わうのもまた一興です。
夕暮れからは露天風呂泉がライトアップされますので、ひときわ幻想的な雰囲気の中で露天風呂を満喫できることから、夜の入浴も逃せません。
切り傷ややけどのほか、慢性皮膚病などの皮膚疾患から、慢性婦人病に糖尿病、高血圧症や動脈硬化症などに効能があるとされていて、その効能豊かなことからも何度も通いたくなる入浴施設です。
レトロ感漂うお土産物店もありますので、旅行気分がしっかりと満喫できます。
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2.ウェルネスプラザ(最上ヘルス)
地下から湧き出るお湯。
それだけでも不思議なのだからそのお湯に治癒する力があるというのは不思議ではない。
そんな治癒を求めて出かけるのもいい。
名湯が湧き出るとあって、療養泉を用いて町民の健康維持に役立てることを目的につくられた施設で、病院や健康センター、健康クラブに高齢者福祉センターが一体化した医療と健康のための複合施設なのが特徴です。
高齢者福祉センターの中に日帰り入浴施設があり、休憩室も備えているため、湯上がりに一息ついて休憩することができます。
さらに、トレーニングルームも完備されていて、まさに健康のための療養泉であると実感できるでしょう。
もともと福祉サービスのためにつくられた施設ではあるものの、大きな湯舟の大浴場を一般の人に開放しています。
広々とした湯舟は内湯のみですが、浸かってみると何と湯舟の中はジャグジーとジェットバスの両方の機能を備えていることに気づきます。
そよ風のように気持ちよい水流に身を任せたり、ジェットバスの噴出口に近づいて、ジェット水流でこわばった筋肉をほぐしたりすることもできるという、さすがは療養泉だけのことはあって湯舟の仕様にもこだわっています。
アルカリ性単純泉は源泉かけ流しで衛生面も安心ですので、疲れた身体を癒やしつつ、地元のお年寄りたちと交流してみるのもまた一興です。
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3.りんご温泉
山形といえばりんご。
そんなりんごを贅沢に使ったお湯があると聞けば行かずにはいられない。
山形県朝日町は和合平の無袋ふじの産地であることから、こちらの入浴施設では、贅沢に特産のりんごを湯舟に浮かべています。
野趣あふれる露天風呂は広々としていて、湯舟の中にりんごが浮いている様子を見れば、思わず歓声を上げてしまいそうです。
ただし、時期によってはりんごが浮いている数が多かったり少なかったりしますので、何度か通うことによって、今日は少ないとか今日はたくさんあるといった具合に、りんごの数がどのくらいかも楽しみになるでしょう。
強アルカリ性泉質のお湯は滑らかな手触りが気持ちよく、美肌の湯といわれています。
また、神経痛などにも効能がありますので、お湯に浮かぶりんごを眺めながら、ゆっくりとお湯に浸かりたいところです。
右手には月山、左手には朝日連峰を望む自然豊かなところにあるため、お天気のよい日を選んでいくのがおすすめです。
休憩室は大広間から個室までありますので、個室を利用すれば1日ゆっくりとリフレッシュできます。
レストランが併設されていますので、りんごの産地ならではのりんごラーメンやりんごのソフトクリームなど、りんご尽くしの食を満喫できることから、りんご好きにはうれしい入浴施設です。
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4.高畠町 太陽館
道の駅やサービスエリアにはもはや必須ともいえる存在となった入浴施設。
けれどJRで見つかることは少ない。
そんな少ない貴重な入浴施設。
全国的に見てもまだまだ少ないJRの駅舎と一体になった複合施設にある入浴施設で、お湯に浸かれるのが特徴です。
改札口を出ればすぐそこという利便性のよさから、JR利用で行きたい人に最適となっています。
童話作家・浜田広介のふるさとをイメージしてつくられたとんがり屋根の建物は、非常に近代的で美しく、夜間にはライトアップされますので、より神秘的な雰囲気になることから、建物の景色を眺めるのも楽しみの1つとなっています。
アルカリ性単純泉質のお湯は、神経痛や筋肉痛に効能があるとされることから、肩こりに悩まされている現代人には毎日でも立ち寄りたくなることでしょう。
駅舎内にあるとは思えないほど広々とした大浴場と湯舟は、のびのびと手足を伸ばして入ることができ、いつまでも出たくなくなる、そんな心地よいお湯です。
湯上がりには有料で1時間利用可能な個室がありますので、ちょっと仮眠をとったりといった具合にのんびりと過ごすのにうれしい設備が整っています。
お土産探しができる店や食事処もありますので、のんびりした町での入浴は、ちょっとした旅行気分が味わえて、リフレッシュできること間違いなしです。
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5.ハイジアパーク南陽
健康の女神の名を持つお湯。
老若男女問わず健康が気になるなら行ってみたい入浴施設。
南陽市のランドマーク的存在の施設で、健康の女神であるハイジアから名付けられました。
そのため、健康をテーマに、入浴施設を筆頭にさまざまな健康づくりができる施設が集まった複合施設となっているのが特徴です。
特にお湯好きにとっては7種類もの異なるお湯が楽しめるとあって、ぜひ行ってみたいところです。
露天風呂は大きくて広々としていることから、湯に浸かってのんびりリフレッシュできるのはもちろん、自然の中でリラックス効果も得られます。
飯豊連峰が見渡せ、眼下には置賜平野の景色が広がる露天風呂は、まさに自然の懐に抱かれて湯浴みができるため、お天気のよいときを選んで行けるという、日帰り利用の特権を活かして行くのがおすすめです。
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6.正面湯
動物はしばしば湯で怪我や傷を癒やしてきた。
そんな癒やしの力を教えてくれた動物に感謝して入れる湯は効能も抜群だろう。
1羽の白鷺が葦原に降り、湧いていたお湯で傷を癒やしたとされるのが由来のお湯で、何と1300年前の話だといいますから驚きです。
日本全国に湧き出るお湯の中でも屈指の新湯注入率を誇り、源泉かけ流しのお湯には、加水や加温はもちろん、循環もまったく行わずにたっぷりと湯舟にたたえることができます。
硫酸塩泉質は傷の湯や脳卒中の湯とも呼ばれていて、ナトリウム分を多く含んでいるため、効能に鎮静作用があるのが特徴です。
近くにある船見商店と大井商店で入浴券を買い求めてからドアを開けてもらうというシステムは、昭和のレトロな雰囲気が感じられて何だかウキウキしてきます。
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7.ぽっぽの湯
開湯から50年の長沼の湯。
近年、数多くの源泉を掘り出すのに成功していることを思うとフレッシュな名湯といえる。
開湯から50年になる長沼温泉で、2種類の異なるお湯を楽しめる日帰り入浴施設です。
長沼の湯は慢性皮膚病に大変効能があると地元では大評判で、地元の人が多く訪れることから、地元の人たちとの交流も楽しめます。
大浴場は洋風と和風という異なる風情のつくりが堪能できるようになっていて、日替わりで男女が入れ替わることから、どうしても2度は訪れたくなるでしょう。
内湯も心地よいものの、晴れた日を選んで行けるという日帰りの最大の武器を活かせば、晴れたよい天気のもとで露天風呂に入れます。
露天風呂からは北に鳥海山、南に月山を見ることができ、さらに美しい田園風景が広がる庄内平野まで一望できる、まさに自然の大パノラマの中での贅沢な露天風呂入浴が楽しめるでしょう。
湯上がりにゆっくり過ごせる大広間は1日中利用可能ですし、小さめの談話室もありますので、家族や友人などとプライベートに過ごしたいときはこちらがおすすめです。
直売所で地元産の新鮮野菜を買って帰ったり、食事処で地元の食材をふんだんに利用した料理を楽しんだりして帰れば、充実した休日を過ごせるに違いありません。
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東北地方は名湯三昧
日本中にいで湯の湧き出る地域がありますが、東北地方はかなり数が多く、山形の中にもさまざまなお湯が湧き出ていて温泉好きにはたまりません。
これらの名湯を楽しむには宿泊を伴わないお出かけが気軽ですし、お財布にもやさしいところが魅力です。