この地のイメージは別荘や観光、ショッピングモール、グルメなどに注目されがちですが、隣の追分などと合わせて中山道沿いの宿場町でした。
またこのエリアは浅間山麓に位置する火山地帯にあることから、すばらしい温泉が数多くあります。
そこでそんな日帰りで浸かれるスポットを7つ厳選しましたのでご紹介していきましょう。
1.トンボの湯
昔からトンボの温は定番中の定番ともいえ、星野リゾートによって運営されています。
もともとはすぐ隣にあったホテルの宿泊客のためのものでした。
ホテルが開業されたのは1915年(大正4年)で実に100年を超える歴史があります。
トンボの湯のお湯は循環や加水を一切していない源泉かけ流しのお湯で、毎日換水されています。
トンボの湯のお湯は美肌効果が高いといわれるやわらかい湯質で、そのまま飲泉できるほどの新鮮さです。
トンボの湯には内風呂と露店風呂、サウナ、脱衣所があります。
内風呂は縁がヒノキで十和田石を用いた石風呂です。
その内風呂には高さ8メートルの大きな窓が設置され、その窓からは美しい庭園の木々と池が見渡せ、リラックスな雰囲気を味わえるでしょう。
露天風呂の方は小豆島から運ばれてきたという大きな花崗岩岩で囲まれ、その隣にある池と一体化した雰囲気からとても解放感が感じられます。
この露店風呂からは春には美しく咲き乱れる桜が見られ、秋にも美しい紅葉を眺めることができ、まさに自然の中で温泉に浸かることができる贅沢な環境です。
トンボの湯には休憩所がありませんが、星野リゾートグループで運営の隣接するカフェハングリースポットや村民食堂で一息つくことができます。
カフェハングリースポットでは、地元の地ビールやソフトクリームなどで湯上がり後のひとときが楽しめます。
また、村民食堂や地元の食材を使った健康的でおいしい和洋の定食メニューが比較的リーズナブルなプライスで楽しめるのもよいです。
さらにトンボの湯を出てすぐ隣にはハルニレテラスがあり、おいしいパンやコーヒー、お料理がありますし、雑貨を眺めて楽しむこともできるでしょう。
ハルニレテラスには和洋中のさまざまなレストランやカフェ、インテリア雑貨のお店が連なっています。
ハルニレテラスは湯川の清流に寄り添っており、その川沿いには名前の由来となっている自生のハルニレ(春楡)の木立が100本以上あるというのですから驚きです。
川沿いにはベンチやイスがあり、ハルニレの木々の間を通る風にあたったり、川のせせらぎを聞いたりしながらくつろげるスペースが設けられているので、ぜひ行ってみてください。
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2.軽井沢千ヶ滝温泉
場所は2009年3月で閉鎖された軽井沢スケートセンター内にあり、運営スタートは1993年(平成5年)と比較的新しいといえます。
ここの大浴場は開放的な大窓が特徴で、外の美しい木々との一体感が楽しめます。
また、露天風呂は日本庭園のような美しさがありますし、屋根付きの露天風呂の方からも庭園のような眺めにも癒やされることでしょう。
泉質は単純泉で適度な温度に保たれています。
お風呂に浸かったあとはすぐそばの美術館を散策するという楽しみ方をしてみるのもよいでしょう。
付近には「セゾン現代美術館」と「田崎美術館」があります。
特にセゾン現代美術館は国内有数の規模を誇り、屋外にはたくさんの彫刻やオブジェがあり、大自然の中で散策しながら美しい美術品を堪能できます。
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3.塩壺温泉ホテル
トンボの湯の少し奥に位置するのが、このホテルです。
なんと800年以上も前の鎌倉時代に発見されたという歴史を誇り、このエリアでは最古です。
名前の由来がこの地で初めて発見されたため、初壺と呼ばれていたのが塩壺に改名されたといわれています。
野鳥の森に続く森の中に位置するホテルはトンボの湯よりも静かでゆったりとした雰囲気で湯に浸かることができます。
おすすめは、落ち着いた昔ながらの雰囲気が漂う内風呂と森の野鳥のさえずりが聞こえる露天風呂です。
目の前を野鳥が飛んでいるさまを見ながらの浸かれるお湯は日頃の疲れを忘れさせてくれるリラックス効果があります。
内風呂や露天風呂のほか、家族風呂や貸切風呂、ジェットバス、寝湯もあり、風呂の作りもバリアフリー対応となっています。
お風呂の特徴はアルカリ性単純湯質で、スッキリとした感じが心地よいでしょう。
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4.リブマックスリゾート軽井沢
ここのよさはなんといっても、JR長野新幹線の駅から歩いて行けるところです。
駅からはなんと徒歩で10分のアクセスで、付近には外せない定番の観光スポットやおいしいレストランがたくさん並ぶ街の中心に位置しています。
泉質は源泉かけ流しではないものの、「釈迦の湯」は鬼怒川から直送の天然のお湯となっています。
ナトリウムと硫酸塩を豊富に含んだ泉質は、筋肉痛や関節痛を和らげる効能が期待できます。
大自然の中というよりは町中にあるためにアクセス重視派には魅力的なロケーションといえるでしょう。
観光のついでにふらっと立ち寄って、軽く一風呂ということも可能ですので訪れてみてはいかがでしょうか。
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5.ゆうすげ旅館
ここは庶民的な旅館なので家族連れの方やカップルでも気軽に立ち寄れます。
地下400数メートル以上もの深いところから湧き出る天然泉質が特徴で、無色透明の塩化物硫酸塩泉です。
泉質は土類石膏弱食塩泉で弱いアルカリ性のお湯なのでよく温まります。
また、窓からは浅間山の雄姿を眺めることができ、展望風呂として喜ばれています。
地元で採れた川魚を使ったお料理も売りとなっており、日帰りだけでなく、ゆっくりと宿泊しても楽しめそうです。
また、お湯に浸かったあとはすぐそばの国道沿いにある有名なおそば屋さんでおそばを堪能することもできます。
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6.大師湯
慈覚大師ゆかりの湯と呼ばれ、その名前は平安時代となる天長二年(825年)に比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が好んで入浴したことに由来します。
別所温泉として有名な宿街の中心に位置しており、JR東海道新幹線の上田駅下車、上田電鉄でアクセスできます。
また、車では上信越道上田菅平ICから国道や県道経由で30分ほどのところとなっており、車でのアクセスも良好です。
お湯は源泉かけ流しで、内湯と露店風呂があります。
泉質は本格的な単純硫黄泉質で少し熱めなのでスッキリできることウケアイです。
町営のため休憩所などはありませんが、付近のホテルや旅館で食事などが楽しめます。
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7.ふれあいさなだ館
NHKの大河ドラマでも有名になった真田一族のおひざ元にあるのがふれあいさなだ館です。
ふれあいさなだ館も町営となっています。
アクセスはR東海道新幹線の上田駅下車、タクシーで30分ほどの距離にあります。
軽井沢駅からも上述の大師湯と同様に、しなの鉄道で上田駅まで簡単にアクセス可能です。
車では上信越道上田菅平ICから国道や県道経由でやはり30分ほどのところとなっています。
大浴場のほか、露天風呂やかぶり湯、歩行湯、打たせ湯などが楽しめます。
泉質はアルカリ性の単純泉でなめらかな肌ざわりです。
風呂上りには休憩室で食堂が利用可能です。
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まとめ
今回ご紹介した記事でこのエリアには日帰りで気軽にお湯に浸かれるところがあるのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
しかも他と異なり、アクセスがよくて車でなくても新幹線やしなの鉄道を利用すれば比較的簡単に訪問できるのもメリットです。
観光やショッピングなどを楽しんだあとでちょっと疲れたら、気軽に入れるので利用してみてはいかがでしょうか。