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かみのやま温泉「日本の宿古窯」、老舗客室「花の館」を全面刷新 9月14日リニューアル

山形県上山市の日本の宿古窯が、人気客室「花の館」を全面リニューアル。伝統工芸と現代設備を融合させた3タイプの客室が9月14日から登場する。

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日本の宿古窯「花の館」リニューアルイメージ
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日本の宿古窯「花の館」リニューアルイメージ

山形県上山市のかみのやま温泉に立つ日本の宿古窯が、館内で長年親しまれてきた客室「花の館」を全面リニューアルする。株式会社旅館古窯(本社・山形県上山市、代表取締役社長・佐藤 太一)が2026年8月11日に発表した。2026年9月14日の宿泊分から新しい客室での提供が始まる。

「華やぎと幽玄の隠れ家」をテーマに掲げ、山形の自然や風土、職人の手仕事が息づく空間へと造り替えた。蔵王連峰の眺望と源泉かけ流しの湯を武器にしてきた老舗旅館が、伝統とラグジュアリーの融合という新しい物語を打ち出す。

リニューアルの背景、次世代へつなぐおもてなし

日本の宿古窯は「一旅の記憶を、一生の感動に。」という考え方のもと、宿泊体験を通じて山形の魅力を伝える取り組みを重ねてきた。今回のリニューアルもその延長線上にある。創業から受け継いだおもてなしの心と、山形の伝統工芸を次の世代へつなぎたいという思いから、「伝統美と現代ラグジュアリーの融合」を目指したという。長く愛されてきた花の館は、装いを新たに生まれ変わる。

テーマは「花霞と華やぎの美意識」

リニューアルのコンセプトは「花霞と華やぎの美意識」。。かみのやまの四季折々の自然、そして桜や紅花の華やぎを室内で感じられるよう空間を設計した。繊細な光と影、たおやかな素材感が織りなす「花霞」のような奥ゆかしい情緒を演出し、非日常の寛ぎへ誘う狙いだ。四季の情景を映す空間には、シモンズ社製の最高峰ベッドなど現代的な設備も統合されている。

新設される客室、3タイプのラインナップ

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新設される客室は3タイプで構成される。蔵王側確約の露天風呂付和洋室は全8室、60平米、定員5名。大きな窓の先に蔵王連峰の景色が広がり、源泉かけ流しの露天風呂を備えた特別室だ。和の趣を残しつつ上質な家具やシモンズベッドを配し、四季折々の景色を独り占めできる時間を提供する。

葉山側の露天風呂付和洋室は全4室、60平米、定員5名。伝統美と現代のラグジュアリーを調和させた客室で、華やかで重厚感のある和の設えに上質な家具とシモンズベッドを組み合わせた。こちらは蔵王連峰とは反対側の葉山側に面しており、開けた眺望はないものの、山の静けさを間近に感じられる立地となっている。

葉山側の和洋室は全4室、28平米、定員2名で、畳の温もりとベッドの快適さを両立させた客室だ。山形の伝統工芸を取り入れた設えと上質な家具を配し、和の趣と現代的な快適性を調和させている。こちらも葉山側に面し、静かな環境での滞在に向く。

山形の職人技が息づく設え

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空間を彩るのは山形が誇る職人たちの手仕事である。柔らかな光をもたらす麻の葉模様の組子細工、山形鋳物の重厚な金属美、深みのある漆の艶が上質な空間のアクセントとなっている。カーペットには水面に舞い落ちる桜の花びらをイメージした特注品「花いかだ」を採用し、客室サインには一つひとつ丁寧に焼き上げた特注の桜柄陶工タイルを使った。キーホルダーには重厚で美しい木目を持つ高級木材、紫檀を用いている。細部にまで山形の技と美意識を行き渡らせた設えといえる。

快適性を高める設備、支配人のコメント

設備面では、全室に人気美容ブランド「ReFa」のヘアドライヤーを完備した。あわせてシャワーヘッドの試験導入もおこない、三大美人泉質として知られる「かみのやまの湯」と組み合わせて、客室での美容・癒やし体験を高める考えだ。旅先での入浴時間そのものを上質にする狙いがうかがえる。

支配人の加藤慎一は「建築は、生きている。創業より受け継がれてきた温かいおもてなしの心と、山形の自然・風土が美しく息づく伝統工芸を融合させたのが、新しい花の館だ。大開口の窓から望む蔵王連峰の絶景や、随所に散りばめられた山形の手仕事、そして三大美人泉質の優しいお湯。五感で和の心地よさを享受できる空間へと仕上がった」とコメントを寄せている。特別な日を彩る「華やぎと幽玄の隠れ家」として、心ゆくまでの滞在を呼びかけている。

施設概要・アクセス情報

日本の宿古窯は、蔵王連峰を一望する緑豊かな高台に立つ127室の老舗旅館だ。日本古来の歳時記や山形の里山の季節感を大切にし、山形の素材を知り尽くした料理人が仕立てる会席料理でもてなす。施設名は日本の宿古窯、所在地は山形県上山市葉山5-20。公式サイトは https://www.koyoga.com/ で、宿泊予約や客室の詳細を確認できる。最寄り駅はかみのやま温泉駅で、駅からは送迎バスの利用が案内されている。

運営会社・古窯グループの取り組み

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運営元の古窯グループは、山形県内4か所の旅館とグランピング施設を展開するほか、山形県初のプリン専門店「山形プリン」を開業した。2022年12月には東北初の日帰り温浴施設「おふろcafé yusa」と、山形プリンの姉妹ブランドとなるフルーツアイスクリーム専門店「MOGY」も開いており、山形のファンづくりに向けた発信を積極的に行っている。こうした多角的な取り組みが評価され、2023年の「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー」でグランプリを受賞した実績を持つ。

2025年には、120年以上の歴史を持つ老舗和菓子・飲食企業の株式会社明友を事業継承した。明友が培ってきた郷土の味と技術を引き継ぎ、両社の強みを融合させることで、山形の食を通じた観光価値をさらに高める狙いだという。旅館経営にとどまらず、食や温浴施設まで含めた地域の魅力づくりに広く関わっている点が古窯グループの特色といえる。

かみのやま温泉の泉質と魅力

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かみのやま温泉は、蔵王連峰の麓に広がる山形県上山市の温泉地で、戦国時代に発見されたと伝わる歴史ある湯どころだ。泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩温泉で、三大美人泉質のひとつに数えられる。肌の水分や脂を適度に保つメタケイ酸を含み、湯上がりの肌がしっとりと整うといわれる。城下町としての街並みや、蔵王連峰を望む眺望も観光の見どころで、古窯はその高台に位置する宿として長年親しまれてきた。

9月14日の提供開始に向けて、蔵王側確約の露天風呂付和洋室、葉山側の露天風呂付和洋室、葉山側の和洋室はいずれも公式サイトから予約を受け付けている。眺望や広さ、定員に応じて選べる3タイプがそろい、記念日や特別な滞在を検討する旅行者にとって新たな選択肢となりそうだ。老舗旅館が伝統工芸と現代設備を融合させた今回の試みは、かみのやま温泉全体の魅力発信にもつながりそうである。

《編集部》

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