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大分・由布院に全客室温泉付きホテル「seven x seven 由布院」2027年4月開業、日本初上陸のフィンランド式サーマルスパも

FHG hotels株式会社が大分県由布市に「seven x seven 由布院」を2027年4月開業。全39室に温泉風呂を完備し、フィンランドの建築事務所が手がけるサーマルスパを日本で初めて導入する。

ニュース オープン
seven x seven 由布院(イメージ)
  • seven x seven 由布院(イメージ)
  • ザ・セブンペントハウス
  • ザ・セブンスイート
  • ジュニアスイート 露天風呂付
  • ジュニアスイート 温泉風呂付
seven x seven 由布院(イメージ)

霞ヶ関キャピタルグループのFHG hotels株式会社(東京都千代田区)は、大分県由布市に新ホテル「seven x seven 由布院」を2027年4月に開業すると発表した。全39室すべてに専用の温泉風呂を備え、フィンランドの建築事務所が日本で初めて手がけるサーマルスパも併設する。同社は9月2日から公式サイトで宿泊予約の受け付けを始めた。

「seven x seven」は福岡市・糸島エリア、沖縄・石垣島に続く3棟目のブランド展開となる。恵まれた立地とその土地でしか味わえない体験を軸に、次世代のラグジュアリーを提案するホテルブランドとして知られる。今回の由布院進出により、九州エリアでの拠点は2カ所目となった。

由布岳の麓、13,567平方メートルの敷地に

施設は由布岳の麓、13,567平方メートルの広大な敷地に立つ。館内のどこからでも山容を望める設計とし、山の自然からインスピレーションを得た「森林浴」をテーマに、四季とともに過ごす滞在を提案する。所在地は大分県由布市湯布院町川上、大分空港から車で約1時間、JR由布院駅から車で約10分の距離にある。

ザ・セブンペントハウス

全39室に温泉風呂、最上位室は専有サウナと屋外プールも

客室は全6タイプで構成し、最大8名までのグループステイに対応する。全客室に専用の温泉風呂を完備し、時間を気にせず由布院の名湯に浸れる点が最大の特徴だ。最上位の「ザ・セブンペントハウス」(289平方メートル)と「ザ・セブンスイート」(122平方メートル)には、客室専有のプライベートサウナや屋外プールも備える。他の宿泊客の目を気にせず、サウナから水風呂、外気浴までを客室内で完結できる仕様だ。

客室構成にはこのほか、露天風呂付きの「ジュニアスイート」「スーペリアキング」、温泉風呂付きの「ジュニアスイート」「スーペリアバンク」などが並ぶ。上位客室ほど専有の湯船や眺望に重きを置いた造りとなっており、用途や人数に応じて選べる幅の広さが、グループ利用を意識した設計の表れといえる。

ザ・セブンスイート

日本初上陸、Avanto Architectsが設計するサーマルスパ

共用部の目玉は、サウナ発祥の地フィンランドでモダンサウナを手がける建築事務所「Avanto Architects」が設計するサーマルスパである。同社はヘルシンキで世界的な注目を集める複合施設「Löyly」を手がけたことで知られ、日本での設計案件は本施設が初めてとなる。緻密に計算された空気循環設計により、サウナ特有の息苦しさを抑えつつ、足元から全身が均一に温まる温浴環境を実現したという。

Avanto ArchitectsのVille Hara(ヴィッレ・ハラ)氏とAnu Puustinen(アヌ・プースティネン)氏は、由布院の緑豊かな傾斜地と由布岳の景観について「自然と人間が境界なく溶け合う温浴体験を表現するのに完璧な舞台だった」とコメントしている。山に向かって大きな窓を設け、フィンランドの伝統的なサウナに見られる開放感を由布院の風景の中で再現したという。水着のままサウナや外気浴、食事、酒、温泉を行き来するフィンランド流の過ごし方を、由布院の温泉リゾートに取り入れる狙いがあるとみられる。

ジュニアスイート 露天風呂付

一つのフロアで和洋韓を巡る食体験

食の面でも新しい試みがある。従来のようにレストランが個別に完結するのではなく、ひとつのフロアに「メインダイニング」「鮨カウンター」「カフェ&バー」の3エリアを共存させる。朝は朝食、昼は韓国料理やカフェ、夜は鮨と和牛料理、そして一日の締めくくりにバーと、時間帯によって表情を変える食体験を用意した。飲食店運営は鮨や焼鳥、和牛料理、韓国料理、洋食、バーなど多様な飲食ブランドを展開する一石三鳥グループが手がける株式会社HumanQreateが担う。サーマルスパでの温浴の合間にレストランで食事や飲み物を取り入れるなど、館内を回遊しながら過ごせる点も魅力の一つに挙げている。

ジュニアスイート 温泉風呂付

予約受付を開始、価格は8万300円から

開業に先立ち、食事付きの開業記念特別プランを含む宿泊予約の受け付けが始まった。客室価格は1泊2名・素泊まり・税込で80,300円からとなっている。予約は公式サイトのほか、開業までの間はティザーサイトでも施設情報を確認できる。開業までの期間は1年半以上あり、フィンランド式サウナと九州の温泉を組み合わせた体験の詳細は今後も順次発表される見通しだ。

施設概要・アクセス

施設概要をまとめると、名称は「seven x seven 由布院」(セブン バイ セブン 由布院)、開業は2027年4月、所在地は大分県由布市湯布院町川上字平原298番1外10筆である。アクセスは大分空港から車で約1時間、JR由布院駅から車で約10分。客室数は39室で、設計監理は株式会社安井建築設計事務所、サウナ・スパ設計はAvanto Architects、ホテル運営は霞ヶ関ホテルマネジメント株式会社が担当する。

運営会社と「seven x seven」ブランドの展開

運営元のFHG hotels株式会社は霞ヶ関キャピタルグループに属し、「fav」「FAV LUX」「seven x seven」「edit x seven」など複数のホテルブランドを展開している。「fav」は食事とサウナ体験を軸にした宿泊施設として地方都市を中心に拠点を広げ、2026年7月には宮崎にも新規開業した。上位ラインの「seven x seven」は、ロケーションに恵まれた立地を選び、QRコードによるスマートチェックインやデジタルコンシェルジュを導入するなど、ゲスト自身のペースで楽しめる宿泊体験を志向するブランドだ。

由布院温泉について

由布院温泉は大分県由布市に広がる温泉地で、由布岳を望む景観と豊富な湯量で知られる。単純温泉をはじめとした泉質が中心で、肌への刺激が少なく湯冷めしにくいとされる。一軒宿や小規模な旅館が点在する落ち着いた保養地としての性格が強く、近年は個性的なデザインホテルの進出も相次いでいる。今回のseven x seven 由布院も、全室温泉付きという地の利を生かした施設のひとつに位置づけられる。

全室温泉付きという条件に加え、本格的なフィンランド式サウナ体験を組み合わせた施設は珍しく、開業予定の2027年4月に向けて注目が集まりそうだ。由布岳の四季とともに、湯とサウナ、食を巡る新しい滞在のかたちが由布院に加わることになる。全室温泉付きの客室と、日本初上陸となるAvanto Architects設計のサーマルスパ、そして時間帯ごとに表情を変える食体験。三つの要素が重なる由布院の新拠点は、九州の温泉旅の選択肢を広げる存在になりそうだ。

《編集部》

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