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蜷川実花デザインの浴衣、道後温泉の宿11軒でレンタル開始 「椿」「和傘」2柄が街歩きを彩る

写真家・蜷川実花氏がデザインしたオリジナル浴衣が2026年8月3日から道後温泉エリアの宿泊施設11軒で貸し出されている。「蜷川実花with EiM × 道後温泉DOGO ART」の一環で、期間は2027年2月28日まで。

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道後温泉別館 飛鳥乃湯泉にて(モデル:2026年度松山マドンナ大使)
  • 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉にて(モデル:2026年度松山マドンナ大使)
  • 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉のインスタレーション
  • 「椿」のデザイン
  • 「和傘」のデザイン
  • 道後温泉本館にて(モデル:2026年度松山マドンナ大使)
道後温泉別館 飛鳥乃湯泉にて(モデル:2026年度松山マドンナ大使)

愛媛県松山市の道後温泉エリアで、写真家・映画監督として活動する蜷川実花さんがデザインしたオリジナル浴衣の貸し出しが、2026年8月3日から始まった。地域アートプロジェクト「蜷川実花with EiM × 道後温泉DOGO ART」の一環で、道後の宿泊施設11軒で借りられる。デザインは「椿」と「和傘」の2種類で、宿泊客は着崩れしにくい仕様の浴衣をまとい、道後の街歩きを楽しめる。

貸し出しは2027年2月28日まで続く長期の取り組みだ。道後温泉本館や道後温泉別館飛鳥乃湯泉、道後商店街で展開されてきたアート作品を、浴衣という形で身にまとって体感できる点が特徴といえる。

道後アートと蜷川実花氏、4度目のコラボレーション

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉のインスタレーション

道後エリアは2014年からアートによる地域活性化に取り組んでおり、今回の浴衣もその流れの延長線上にある。2025年10月には「蜷川実花with EiM × 道後温泉DOGO ART」がスタートし、会期は2027年2月までとされている。道後のアート事業に蜷川さんが携わるのは今回で4度目だ。

国の重要文化財に指定される道後温泉本館は、2024年に改築130周年を迎えた。この節目を機に、写真家・映画監督・現代美術家として独自の世界観を発信し続ける蜷川さんと、クリエイティブチームEiMを迎え入れる形でプロジェクトが企画された。コンセプトには「いのちの咲く湯 -A Place for Blooming-」が掲げられ、道後温泉本館や別館の飛鳥乃湯泉、周辺商店街を舞台に作品が展開されている。

温泉本館という歴史的建造物を舞台に現代アートを展開する試みは、伝統と革新を同時に打ち出す狙いがうかがえる。改築130周年という節目に合わせて企画が始まった経緯からも、記念事業としての位置づけがうかがえる。

「椿」と「和傘」、2種のオリジナル浴衣

「椿」のデザイン
「和傘」のデザイン

8月3日に登場した浴衣は、蜷川さんの写真を用いたグラフィックデザインが特徴で、道後を象徴する花である椿をあしらった「椿」柄と、色とりどりの和傘や障子、桜など日本らしいモチーフを配した「和傘」柄の2種類が用意された。椿柄は咲き誇る花々と蝶を主役にした鮮やかなデザインで、和傘柄は伝統的な和の意匠を現代的な色使いでまとめている。

いずれも蜷川さんらしい色彩表現が生かされており、実際に着用した写真では道後温泉本館や別館飛鳥乃湯泉を背景に、鮮やかな浴衣姿が映えている。街歩きの記念になる一着として、観光客の関心を集めそうだ。

写真映えを意識した色使いは、SNSでの発信を通じて道後温泉の認知拡大にもつながる可能性がある。アート作品と浴衣を組み合わせて楽しめる仕掛けは、単なる記念品にとどまらない体験価値を生んでいる。

貸出施設と利用対象

道後温泉本館にて(モデル:2026年度松山マドンナ大使)

浴衣を借りられるのは、道後山の手ホテル、大和屋本店、花ゆづき、道後グランドホテル、ホテル古湧園 遥、茶玻瑠、道後プリンスホテル、ホテル椿館、道後舘、あたたかい宿 谷屋、KKR道後ゆづきの11施設だ。対象は各施設の宿泊者で、8月20日時点の情報として案内されており、対応施設は今後も順次追加される予定という。

レンタルを希望する場合は、宿泊予定の施設に直接問い合わせる必要がある。事業期間は2026年8月3日から2027年2月28日までで、半年以上にわたって展開される長期企画だ。

プラン詳細・浴衣の仕様

浴衣のサイズは大人用の男女兼用フリーサイズで、素材はポリエステル100%が採用された。着付けのしやすさにも工夫が凝らされており、浴衣の内側には着崩れしにくいボタンが付けられ、帯は面ファスナーで簡単に着脱できる仕様になっている。浴衣を初めて着る人や、着付けに不慣れな海外からの観光客でも、手軽に身にまとえるよう配慮された設計だ。

近年、道後温泉には海外からの観光客も多く訪れており、こうした着脱の容易さは、外国人観光客が着物文化に触れる入り口としても機能しそうだ。

温泉地の概要・道後温泉の歴史

道後温泉は愛媛県松山市に位置し、日本三古湯の一つに数えられる歴史ある温泉地である。シンボルである道後温泉本館は国の重要文化財に指定されており、2024年に改築130周年の節目を迎えた。周辺には道後温泉別館飛鳥乃湯泉や道後商店街が広がり、温泉街としての情緒を色濃く残している。

泉質はアルカリ性単純温泉で、肌に優しくやわらかな湯あたりが特徴とされる。歴史的な建造物と現代アートが共存する独特の景観は、道後温泉ならではの魅力だ。今回の浴衣企画も、こうした歴史と現代文化の融合を象徴する取り組みの一つといえるだろう。

施設概要・アクセス情報

主催する道後アート実行委員会の所在地は愛媛県松山市道後湯之町4番30号で、電話番号は089-907-5554である。プロジェクトの詳細は公式サイト( https://dogoonsenart.com/ )で確認できる。道後温泉へのアクセスは、JR松山駅や松山空港から路面電車やバスを利用するのが一般的で、松山市街地からも比較的近い立地にある。

貸出対象の11施設はいずれも道後温泉エリアに立地しており、宿泊しながらアート作品と浴衣の両方を楽しめる導線が用意されている形だ。宿泊と街歩き、アート鑑賞を一体で体験できる点は、旅の満足度を高める要素になるだろう。

運営体制と今後の展開

「蜷川実花with EiM × 道後温泉DOGO ART」を運営するのは道後アート実行委員会で、会期は2025年10月から2027年2月までとなっている。道後エリアでは2014年以降、アートを軸にした地域活性化の取り組みが継続的におこなわれてきた経緯があり、蜷川さんの参加は今回で4回目を数える。

温泉地とアートを掛け合わせた企画は近年各地で増えており、道後温泉の取り組みもその一例だ。半年以上続く長期展開である点や、実際に浴衣として身にまとえる体験型の企画である点は、他の温泉地の観光施策とも比較しながら注目したい動きだ。

浴衣のレンタルについて問い合わせたい場合は、宿泊を予定する各旅館へ直接連絡する必要がある。事業の詳細や作品展開の様子は、公式サイトで随時更新される見込みだ。道後温泉を訪れる旅行者にとって、アートと温泉文化を同時に味わえる貴重な機会となりそうだ。着物文化になじみのない層にも、写真映えする浴衣というきっかけを通じて温泉地の魅力が伝わっていくことが期待される。

《編集部》

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