
シマダホテルパートナーズ株式会社が運営する葉山うみのホテル(神奈川県三浦郡葉山町)が、じゃらんが選定する「じゃらんアワード2025」の泊まって良かった宿大賞(総合)51~100室部門で、神奈川県第1位を受賞した。クチコミ評点4.7の高評価が受賞の決め手となった。
同ホテルは海と緑に囲まれた葉山の魅力を五感で味わえる滞在を掲げている。最上階の人工温泉「Horizon Onsen」から江の島や富士山を望む眺望が人気を集めており、今回の受賞でその評価があらためて裏付けられた形だ。
じゃらんアワードとは何か
「じゃらんアワード」は宿泊予約サイト『じゃらんnet』を運営するリクルートが、2012年から実施している表彰制度である。その年度に顕著な実績を収めた宿泊施設や観光地を対象とし、今回で13回目の発表となる。「泊まって良かった宿大賞」は、じゃらんnetに寄せられたクチコミ評点(総合)が都道府県別で上位となった施設に贈られる賞だ。葉山うみのホテルは2025年度(2025年4月から2026年3月まで)の実績が評価され、51から100室部門で神奈川県トップの評価を得た。
受賞は単なる話題づくりにとどまらない。宿泊施設にとってクチコミ評点は次の予約を左右する重要な指標であり、都道府県別の首位獲得は集客力の裏づけとなる。ホテル側にとっても、日々の改善が数字として結実した意味は大きいだろう。
神奈川県は横浜・箱根・湯河原など全国的な知名度を持つ宿泊エリアを抱え、51~100室規模の施設同士の競争も激しい。その中で葉山という比較的小規模な観光地の宿がクチコミ首位を獲得した点は、規模に依存しないサービスの質が評価された事例といえる。
クチコミ評点4.7を支える体験

高評価の背景には、葉山の自然と文化を五感で伝える工夫がある。葉山エリアのアーティストによる作品や天然アロマの香り、サウンドプロデューサーのLAVA氏が手がける「うみのおと」というBGM、三浦野菜や地産食材を使った料理など、滞在そのものが土地の魅力に触れる時間になるよう設計されている。
カフェ&ワークスペースやテラス、円錐型テントのティピーなど多様な空間も備える。働く、くつろぐ、眺めるといった過ごし方をゲストが自由に選べる点も支持されているという。
改善を止めないサービス哲学
同ホテルが掲げるのは、日々の業務を繰り返すだけでなく「今のサービスは最適か」を問い続ける姿勢だ。寄せられたクチコミは毎月すべて振り返り、否定的な意見には改善策を、肯定的な評価には維持策を検討している。
ゴールデンウイークや夏季、年末年始など繁忙期には前年のクチコミを先回りして見直し、同じ課題を繰り返さない運営を心掛けているという。地道な取り組みの積み重ねが、今回の高評価につながったといえるだろう。
水平線を望む人工温泉Horizon Onsen

最上階に設けた人工温泉「Horizon Onsen」は、自然界に存在する希少な鉱石を用いた光明石温泉で、やわらかな湯ざわりが特徴だ。視界いっぱいに広がる海と空を眺めながら、波音を遠くに感じつつ湯につかれる。
人工温泉は天然の湧出源を持たない立地でも、鉱石や温浴剤を用いて温泉に似た泉質や効能を再現する入浴施設を指す。都市部や海沿いのホテルで導入例が増えており、眺望を生かした演出と組み合わせやすい点が特徴だ。
1階のレストラン&バー「SANDBAR」では地元食材を使った料理やカクテルを提供しており、宿泊者以外の利用も可能である。海を望みながら食事や一杯を楽しめる場として、地域住民にも開かれている。
施設概要・アクセス情報

葉山うみのホテルは神奈川県三浦郡葉山町堀内251-1に所在し、電話番号は046-854-7411である。アクセスは新宿駅から湘南新宿ラインで逗子駅まで約1時間、逗子駅から京急バスで「清浄寺」バス停まで約7分、バス停から徒歩すぐの立地だ。
客室構成は通常客室20室と、グループ利用向けの「Bunk room」(キャビンタイプ)41室からなる。多様な人数や旅の目的に合わせて選べる客室が用意されている点も特徴だ。
プラン詳細・料金・予約先
料金は客室1室2名利用で14,000円から、Bunk roomは1室1名利用で7,100円からとなっている。予約や詳細情報は公式サイト https://www.umino-hotel.com/ から確認できるほか、Instagram https://www.instagram.com/hayama_uminohotel/ やX https://twitter.com/umino_hotel でも最新情報を発信している。
運営会社シマダグループについて

運営元のシマダホテルパートナーズ株式会社は、シマダグループ株式会社の傘下でホテル事業を担う。シマダグループは1952年に世田谷区の精米店として創業し、飲食、不動産・建築、介護、ホテル、保育、旅行、酒造と幅広い事業を展開してきた。
本社は東京都渋谷区代々木にあり、代表取締役社長は島田成年が務める。「ほんのひとときから、一生涯まで」を掲げ、人生に寄り添う事業展開を続けている企業だ。
温泉地としての葉山の魅力
葉山町は神奈川県三浦半島の西岸に位置し、相模湾に面した海と丘陵の景観で知られる。都心から車や電車で約1時間とアクセスがよく、マリンレジャーや別荘地としても親しまれてきた土地である。
ヨットハーバーや海沿いのカフェが点在し、週末には家族連れやカップルの姿も多い。海辺の別荘地としての歴史を持つ一方、近年は日帰りでも楽しめる宿泊施設や飲食店が増え、観光地としての厚みも増している。
葉山うみのホテルは「うみにあいにいく」をコンセプトに掲げ、美しい水平線を望む客室やグループ利用向けの客室を用意し、宿泊以外の来訪者にも門戸を開いている。今回の受賞は、地域の魅力を伝える滞在スタイルが評価された結果だろう。
葉山うみのホテルはSNSでも積極的に情報を発信しており、Instagramでは客室や温泉の写真、Xでは季節ごとのイベント情報などを随時公開している。今回の受賞を機に、葉山という土地の魅力とあわせて同ホテルの認知がさらに広がることが期待される。
じゃらんアワードは宿泊施設だけでなく、地域の観光振興にも影響を与える表彰制度である。葉山という土地の名を県内トップの評価とともに広めた今回の受賞は、ホテル単体の実績にとどまらず、葉山エリア全体の観光価値を押し上げる材料にもなりそうだ。






