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福井市「かいほつの湯」にウルトラファインバブル技術導入、高濃度炭酸泉と衛生管理を両立

福井県福井市の温泉施設「ONSEN&SAUNA RESORT かいほつの湯」が8月3日のリブランドオープンに合わせ、UFB TECHの配管直結型ノズル「UFB DUAL®」を全館給水と高濃度炭酸泉系統に導入した。

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ONSEN&SAUNA RESORT かいほつの湯
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ONSEN&SAUNA RESORT かいほつの湯

福井県福井市の温泉複合型健康増進施設「ONSEN&SAUNA RESORT かいほつの湯」が、2026年8月3日にリブランドオープンした。運営会社の株式会社ユー企画は、ウルトラファインバブル技術を手がけるUFB TECH株式会社(東京都中央区、代表取締役 田村愛)の配管直結型ノズル「UFB DUAL®」を導入し、館内の給水設備を刷新した。大浴場に新設した高濃度炭酸泉の運転安定と、水回りの衛生管理を両立させる狙いだ。

30年続いた施設が「かいほつの湯」に生まれ変わる

同施設は1996年の開業以来、「コミュニティリゾートリライム」として地域に親しまれてきた。2025年11月に事業承継し、福井県内外で温浴施設を展開する越のゆグループの一店舗となった。2026年5月から約3カ月にわたる大規模リニューアル工事を経て、8月3日午前10時に新名称でオープンした。老朽化した設備を一新するとともに、館内のブランドイメージそのものを見直した点が今回の刷新の特徴だ。

館内には北欧をイメージしたリラックスエリアを新設し、2階のレストランは「越前旬味 かいほつダイニング」に刷新した。3階には「Cafe&Bar ゆるり」も新たに設けている。男女共用サウナ「サウナガーデン Moi」は、リブランドから約1カ月後の9月上旬に開業する予定だ。段階的な開業により、夏場の改修負担を抑えつつ設備を順次充実させる計画とみられる。

全館給水にウルトラファインバブルを供給

UFB DUAL®は、シャワーヘッドなど個別設置型の製品とは異なり、建物の給水配管へ直接取り付けるノズルだ。施設の大元となる全館給水系統には100AのUFB DUAL®を設置した。これにより、浴室のシャワーや洗面設備だけでなく、厨房、トイレ、手洗い、日常清掃に使う水にも、設置箇所以降の広い範囲でウルトラファインバブル水が流れる仕組みになった。利用者が直接触れる湯だけでなく、スタッフが管理する水回りまで含めて水環境を整備できる点が評価されたという。

新設の高濃度炭酸泉を支える専用系統

リブランドに合わせ、大浴場には高濃度炭酸泉を新設した。炭酸ガスを湯に溶け込ませて生成するため、浴槽容量や水温、循環流量、ガス供給量など複数の運転条件を適切に調整する必要がある。専用系統には65AのUFB DUAL®を設置し、炭酸ガスと湯の接触機会を高めることで、細かな泡付きのある人工炭酸泉を安定的に生成しやすくした。炭酸ガス価格や温浴施設の運営コストが上昇するなか、ガス使用量やランニングコストの抑制も導入目的の一つだという。今後は実際の炭酸濃度やガス使用量、利用者の反応を確認しながら運用状況を検証していく。

バイオフィルム対策で水回りの衛生管理を支援

UFB DUAL®は、公益社団法人全国水利用設備環境衛生協会(水利協)の推奨品でもある。温浴施設の配管やろ過設備の内部には、ぬめり状の生物膜であるバイオフィルムが形成されることがある。厚生労働省は、循環配管内のバイオフィルムをレジオネラ属菌の温床と位置付け、定期的な除去と消毒の必要性を示している。入浴施設は不特定多数が利用するだけに、水質管理は営業を続けるうえで欠かせない要素だ。

UFB DUAL®はウルトラファインバブルによってバイオフィルムの剥離・除去を補助し、レジオネラ属菌が生息・増殖しにくい水環境づくりを支える。施設で水を使うたびにウルトラファインバブル水が流れるため、特別な洗浄作業のときだけでなく、日常的な通水を通じて衛生維持を補助できる点も特長だ。なお、レジオネラ属菌を直接殺菌する装置ではなく、消毒や換水、ろ過器の逆洗、配管洗浄、水質検査など既存の衛生管理と組み合わせて使う製品としている。

「見える部分だけでなく水設備も見直した」施設担当者

施設担当者は、今回のリブランドについて次のようにコメントしている。「浴室やリラックスエリアなど、お客様から見える部分だけでなく、施設を長く清潔に維持するための水設備も見直した。特に新たな目玉設備となる高濃度炭酸泉は、細かな泡付きや心地よい入浴感を楽しんでいただくとともに、炭酸ガスを効率よく利用できる設備にしたいと考えていた」

「UFB DUAL®は、高濃度炭酸泉の専用系統だけでなく、シャワーや厨房、トイレなど館内の幅広い水に活用できる点を評価して導入した。今後は、お客様の反応に加え、清掃や設備管理、炭酸ガスの使用状況についても確認していきたい」と話す。開業直後の現時点では、利用者からの反応を含めた検証はこれから本格化する段階だという。

UFB DUAL®とはどのような技術か

UFB DUAL®は、直径1マイクロメートル未満の微細な気泡「ウルトラファインバブル」を生成する、配管直結型のノズルだ。配管内を流れる水と独自の内部流路構造を利用して気泡を生成するため、外部から空気を取り込む機構やエアポンプ、コンプレッサー、専用電源を必要としない。建物の給水配管に設置すれば、設置箇所以降の複数の水栓や設備へウルトラファインバブル水を供給できる。UFB TECH株式会社は、住宅やマンション、ホテル、温浴施設、医療機関、工場、農業・水産施設など幅広い分野へこの技術を提供している。設置に外部動力を要しない構造は、既存建物への後付け導入のしやすさにもつながっているとみられる。

施設概要とアクセス

「ONSEN&SAUNA RESORT かいほつの湯」の運営会社は株式会社ユー企画で、所在地は福井県福井市開発5丁目1207。主な施設は温泉、高濃度炭酸泉、リラックスエリア、レストラン、カフェ&バー、フィットネスジムなどだ。公式サイトはhttps://kaihotsunoyu.jp/

車では北陸自動車道の福井北ICから国道416号線経由で福井市街方面へ約10分。公共交通機関を使う場合は、JR福井駅から36系統「県立病院丸岡線」に乗り「卸売市場前」で下車するか、39系統「大和田丸岡線」に乗り「ふくい鮮いちば口」または「卸売市場前」で下車する。「ふくい鮮いちば口」からは徒歩約3分、「卸売市場前」からは徒歩約10分の距離だ。福井駅周辺からのアクセスがよく、日帰り入浴の立ち寄りやすさも魅力といえる。

導入したUFB TECH株式会社の概要

今回の設備導入を手がけたUFB TECH株式会社は、東京都中央区八重洲2-1-1 YANMAR TOKYO 12階に本社を置く。代表取締役は田村愛で、2025年4月の設立、資本金50万円のスタートアップだ。ウルトラファインバブル技術を通じて、水に関する課題解決を支援している。公式サイトはhttps://ufbtech-co.jp/。温浴施設の設備投資としては新しい技術だけに、他施設への広がりも注目される。

《編集部》

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