
全国に75施設の温泉旅館・ホテルを展開する大江戸温泉物語グループが、人気アニメ「ブルーロック」とのコラボレーション企画を2026年8月1日から始めた。運営するGENSEN HOLDINGS株式会社(東京都中央区、代表取締役:川﨑俊介)が発表した。期間は10月31日のチェックアウトまでで、対象ホテル・宿では宿泊者限定のノベルティ付きプランやフォトブース、館内装飾を用意し、ファンが作品の世界観に浸れる仕掛けを盛り込んだ。
今回のコラボは大江戸温泉物語とブルーロックの初共演にあたる。予約はすでに6月23日午前10時から始まっており、8月1日の企画開始と同時に多くの宿泊者が館内装飾やノベルティを目当てに訪れているとみられる。
館内を彩るコラボ装飾とデジタルフォトラリー

対象となるのは大江戸温泉物語スタンダードシリーズとPremiumシリーズで、Premium 箕面観光ホテルのみ対象外となる。全国各地に展開する多数の宿が一斉にコラボ仕様へ衣替えする、規模の大きな企画だ。宿泊者は館内に設けられたフォトブースやコラボ装飾を楽しめるほか、スマートフォンで館内を巡るデジタルフォトラリーにも参加できる。ラリーを通じてキャラクターの名場面やビジュアルに出会える設計で、館内を歩くだけでも作品の世界観に触れられる。ノベルティは宿泊1組につき1セットの用意で、アイテムやキャラクターは選べずランダム配布となる点に留意したい。どのアイテムが手に入るかは受け取るまで分からず、これもコラボ企画としての楽しみのひとつになりそうだ。館内の随所に設けられた装飾を探しながら歩くと、いつもの温泉旅館とは違う発見があるだろう。
Xフォトキャンペーン、抽選100名に限定グッズ
対象施設への宿泊者を対象に、Xでの投稿キャンペーンも実施する。名称は「大江戸温泉物語×ブルーロック コラボ記念!『#大江戸温泉物語ブルーロック』フォトキャンペーン」で、応募期間は8月1日から10月31日まで。応募には大江戸温泉物語の公式Xアカウントのフォローと、対象投稿への引用リポストが必要だ。館内のフォトパネルやコラボ装飾、売店のグッズなどが写った写真にハッシュタグを付けて投稿すると、抽選で100名に賞品が当たる。1等20名にはオリジナル桶と湯玉が贈られ、2等80名にはタオルやポーチ、入寮証、ドアノブプレート、シールなど宿泊者限定ノベルティが用意される。当選者にはXのダイレクトメッセージで連絡が届く仕組みだ。応募条件は明快で、宿泊した記念として気軽に参加できる点も特徴といえる。
缶バッジやトートバッグなど限定グッズを販売

対象施設の売店では「ブルーロック」のキャラクターをデザインしたコラボグッズも販売する。8月1日には各キャラクターがちびキャラ化した缶バッジと、6人のキャラクターをデザインしたトートバッグが売り場に並んだ。9月上旬にはアクスタキーチェーンも登場予定だが、販売時期は変更となる場合がある。在庫がなくなり次第、販売終了となる点も押さえておきたい。宿泊せずとも売店に立ち寄ればグッズを購入できる施設もあるとみられ、ファンにとっては旅の記念品を集める楽しみが広がる。
予約方法と利用時の注意点

予約は大江戸温泉物語の公式サイトまたは電話(050-3615-3456、受付時間9時から19時)で受け付けている。公式サイトのコラボ特設ページから詳細を確認できる。宿泊プランは1泊限定で、事前の食事時間帯指定は行っておらず、チェックイン順に希望時間を案内する運用だ。入湯税は別途発生するほか、自治体によっては入浴料や宿泊税が追加でかかる場合がある。3歳以上の幼児は「布団・食事付き」プランでの申込みが必要になる。予約開始からすでに一定の期間が経っており、人気の高い施設や休日は早めに埋まる可能性もあるため、行き先を決めているファンは早めの確認をすすめたい。
GENSEN HOLDINGSと大江戸温泉物語グループの歩み
運営元のGENSEN HOLDINGS株式会社は2001年11月の創業で、法人設立は2017年12月5日。資本金は1億円で、代表取締役は川﨑俊介氏が務める。本社は東京都中央区銀座7-16-21銀座木挽ビル5階に置く。大江戸温泉物語グループとしては2026年8月現在、全国75施設の温泉旅館やホテル、温浴施設、テーマパークを運営しており、地域ごとに特色のある宿を展開してきた。スタンダードシリーズとPremiumシリーズの二本立てで、旅行者の予算や目的に合わせて選べる構成になっている点も特徴だ。今回のように全国規模でコラボ企画を展開できるのは、こうした施設網の広さゆえだろう。
原作「ブルーロック」はどんな作品か
原作は講談社「週刊少年マガジン」で連載中の「ブルーロック」で、原作・金城宗幸、漫画・ノ村優介による作品だ。300人の高校生フォワードが日本代表の座をかけて競い合うデスゲーム形式のサッカー漫画として人気を集め、累計発行部数は2000万部を突破、第45回講談社漫画賞少年部門も受賞した。テレビアニメも複数シーズンにわたり放送されており、若年層を中心に幅広いファン層を持つ。こうした人気作品とのコラボは、通常は温泉旅行と縁遠い層を宿へ呼び込む効果も期待できそうだ。
温泉旅館とアニメコラボが広げる旅の楽しみ方
日本各地の温泉旅館は、湯につかるだけでなく、地域の食や文化を体験する場としても親しまれてきた。大江戸温泉物語グループは、そうした温泉旅館の魅力を全国規模で提供してきたチェーンのひとつであり、スタンダードシリーズでは手頃な価格帯で気軽に泊まれる宿を、Premiumシリーズではより上質なもてなしを打ち出してきた。今回のコラボはその両シリーズを横断する形で展開されており、幅広い客層に向けた企画になっている。温泉に浸かりながら好きな作品の世界観を楽しめる企画は、旅の目的地を選ぶ基準のひとつとしても今後広がっていきそうだ。
近年、温浴施設や旅館とアニメ・ゲーム作品とのコラボレーション企画は増えており、若年層やファン層を宿泊需要に取り込む手法として定着しつつある。大江戸温泉物語グループにとっても、幅広い年代が訪れる温泉旅館という場に「ブルーロック」ファンを呼び込む狙いがあるとみられる。作品のキャラクターと写真を撮ったり限定グッズを集めたりする体験は、通常の温泉旅行にはない付加価値として受け止められそうだ。10月31日までの期間中、対象施設を巡って演出を体験するファンも出てくるだろう。





