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五島列島福江島の荒川温泉、デザイナーズホテル「HOTEL JIHONGAI」としてリニューアル――2027年夏に温泉施設、2028年夏にホテル全面開業

長崎県五島市玉之浦町の「地域福祉センター荒川温泉」が、建築家・長坂常氏の設計による公衆浴場とデザイナーズホテル「HOTEL JIHONGAI」に生まれ変わる。2027年夏の温泉施設開業、2028年夏のホテル全面完成を目指す。

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五島列島福江島の荒川温泉、デザイナーズホテル「HOTEL JIHONGAI」としてリニューアル――2027年夏に温泉施設、2028年夏にホテル全面開業
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長崎県五島市玉之浦町に位置し、老朽化を理由に今春閉鎖が予定されていた「地域福祉センター荒川温泉」が、公衆浴場「荒川温泉」とデザイナーズホテル「HOTEL JIHONGAI(ジホンガイ)」として生まれ変わる。新会社・荒川温泉株式会社が設立され、2026年秋の着工を経て2027年夏に温泉施設、2028年夏にホテルの全面グランドオープンを目指している。

プロジェクトを主導するのは、株式会社MTG代表を務める松下剛氏。五島市出身の松下氏は、故郷の大切な温泉が失われることを惜しみ、全額改装費用を負担して再生を支援することを決断した。今年は空海生誕1250周年という節目の年にもあたり、空海ゆかりの地として注目を集める五島列島の観光活性化への期待も高まっている。

老朽化で閉鎖危機の地域温泉を次世代へ――廃業を救った故郷への想い

荒川温泉は、長崎県五島市玉之浦町荒川130に所在する温泉施設だ。地域住民に長年親しまれてきたが、施設の老朽化が進み、今春に「地域福祉センター荒川温泉」として閉鎖される予定だった。この状況を変えたのが、株式会社MTG代表の松下剛氏だ。五島市出身の松下氏は、地元の宝である温泉が失われることを惜しみ、全額の改装費用を自ら負担して施設再生を支援することを決断した。

松下氏は代表取締役会長に就任し、五島市出身の桑田隆介氏が代表取締役社長を務める新会社「荒川温泉株式会社」を2026年5月に設立。資本金100万円でスタートし、五島の地域温泉文化を次世代へ継承するプロジェクトが動き出した。

空海の聖地・五島列島に誕生するホテル「HOTEL JIHONGAI」――その名に込められた意味

新施設の中核となるのが、デザイナーズホテル「HOTEL JIHONGAI(ジホンガイ)」だ。ホテル名の由来となった「辞本涯」(じほんがい)とは、「日本最果ての地を去る」という意味を持つ言葉。空海が遣唐使として日本を去るとき、五島の地で残した決意の言葉とされている。

福江島(五島市)はかつて遣唐使が日本最後に寄港した地であり、遣唐使ゆかりの史跡が島内各所に残る。806年に空海が帰国後初めて真言密教の講釈を行ったとされる大寶寺は「西の高野山」とも呼ばれ、今もなお巡礼者が訪れる聖地だ。2026年は空海生誕1250周年という記念の年にあたり、五島列島全体が空海ゆかりの地として例年以上の注目を集めている。「HOTEL JIHONGAI」という名は、こうした福江島の歴史的・精神的な背景を色濃く反映している。

世界的建築家・長坂常氏がデザインを担当――緑と光にあふれた空間設計

施設の設計を手がけるのは、建築家・長坂常氏(スキーマ建築計画)だ。長坂氏は1998年東京藝術大学卒業後にスタジオを立ち上げ、千駄ヶ谷にオフィスを構える建築家。ブルーボトルコーヒー清澄白河店や京都・南禅寺参道店、人気銭湯「黄金湯」「狛江湯」、宿泊施設「hotel jin」など、独自の感性で話題のプロジェクトを数多く手がけてきた。

長坂氏が描く「HOTEL JIHONGAI」は、吹き抜けのエントランスに緑と光があふれる開放的な設計が特徴だ。ロビーは自然の息吹を感じさせる空間として設計され、カフェスペースや夕日を望むテラスなど、施設全体で五島の自然を感じられる設計思想が貫かれている。

吹き抜けのエントランス

全20室の多彩な客室と充実した施設構成

ホテルの客室は2階を中心に全20室規模で計画されており、ツイン・シングル・ドミトリーを備えるほか、VIPルームも配置される。VIPルームには専用バルコニーと緑に囲まれた風呂を備えVIPルームからは美しい夕日を眺められる配置も計画されており、五島ならではの絶景を独占できる贅沢な空間となる見込みだ。

温浴施設以外にも、研修室・ジム・カフェ・夕日を望むテラスが設けられる。多目的に利用できる研修室は、ビジネス利用やワーケーション需要にも対応。地域のランドマークとして、観光客だけでなく地元住民も集える複合施設を目指している。

荒川温泉から見える夕日

五島産玄武岩を使った温浴施設――露天風呂・サウナ・岩盤浴も完備予定

温浴施設「荒川温泉」では、五島産の玄武岩を使用した内装・設備が特徴のひとつだ。露天風呂・サウナ・岩盤浴の整備が計画されており、多様な温浴スタイルに対応する充実した施設構成となる予定だ。女性浴場については現状の倍以上のスペースを確保する計画で、従来の地域温泉から大きく生まれ変わる。

荒川温泉からは夕日の絶景が望める立地にあり、露天風呂から沈む夕日を眺めるという体験も期待される。五島の豊かな自然環境を最大限に活かした温浴体験が、新生「荒川温泉」の大きな魅力のひとつになりそうだ。

2026年秋着工・2027年夏開業へ――五島の観光活性化に期待

工事スケジュールは、2026年秋に温泉施設の着工を開始し、2027年夏に温泉施設のオープンを目指す。ホテル全体の完成・グランドオープンは2028年夏を予定している。なお、Instagramアカウント(@arakawaonsen510)では最新情報が随時発信される予定だ。

会社概要は以下の通り。会社名:荒川温泉株式会社、代表者名:桑田隆介、本社所在地:長崎県五島市玉之浦町荒川130、電話番号:0959-88-2205、資本金:100万円、設立:2026年5月。

五島列島は近年、「西の高野山」として注目が高まるとともに、離島ならではの豊かな自然や食文化を目当てに訪れる観光客が増加している。世界的建築家によるデザイナーズホテルと本格温浴施設の誕生は、五島の観光資源をさらに充実させる取り組みとして、地域への波及効果が期待される。

《編集部》

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