北海道・新千歳空港の国内線ターミナルビル4階に位置する「新千歳空港温泉」が、2026年4月よりサウナ環境を大幅に刷新するとともに、サウナ後に楽しめる「サ飯」メニューの提供を開始した。運営する株式会社碧雲堂ホテル&リゾートが、北海道エアポート株式会社の協力のもとで整備を実施したもので、フライトの合間や旅の疲れを癒す空港温泉の魅力がさらに高まりそうだ。
新千歳空港温泉は「国内空港初の天然温泉施設」として知られ、泉質はナトリウム塩化物泉。内風呂・露天風呂・水風呂・ドライサウナ・ミストサウナ・リラクゼーション・レストランを備え、旅行者だけでなく地元利用者にも長く親しまれてきた。今回の整備はその中でもサウナに特化した機能強化で、近年高まり続けるサウナブームへの対応としても注目を集めている。

男性用ドライサウナにオートロウリュを導入——本格フィンランド式の体験が空港内で
今回の刷新で最大のトピックとなるのが、男性用ドライサウナへの「オートロウリュ」の導入だ。ロウリュとはサウナストーン(キウアス)に水をかけて蒸気を発生させる本格的なサウナ手法で、フィンランドでは古くから行われてきた伝統的な入浴文化のひとつ。これを自動制御で定期的に実施するのがオートロウリュシステムである。
オートロウリュが稼働すると、サウナ室内に蒸気が充満し、体感温度が一気に上昇する。これにより皮膚表面から急速に発汗が促され、深部体温が上がりやすくなる。「ととのう」感覚を得るためには、サウナ内での十分な加温が重要とされており、オートロウリュの導入はその効果を高める大きな役割を果たす。フィンランド式サウナの醍醐味を、移動の合間に空港内で気軽に体験できる環境が整ったことで、サウナ愛好者から高い期待が寄せられている。

女性用ミストサウナのヒーター機器を刷新——肌に優しい蒸気環境が向上
女性用ミストサウナについては、ヒーター機器を一新した。ミストサウナは蒸気で満たされた比較的低温のサウナで、肌への負担が少なく、高温のドライサウナが苦手な方や、スキンケア目的でサウナを利用する方にも入りやすいのが特徴だ。
機器の刷新により、安定した蒸気供給と快適な温度環境が実現した。ミストサウナは肌の保湿効果が高く、女性を中心に人気が高まっているサウナスタイルのひとつ。今回の設備更新によって、これまで以上に質の高いミストサウナ体験が提供できるようになった。北海道の乾燥した気候の中で旅している女性旅行者にとっても、肌を潤しながらリフレッシュできる貴重な施設となっている。

男女露天風呂に外気浴用ベンチを新設——「ととのう」体験をより深く
サウナ後の「外気浴」もサウナ体験の重要なプロセスだ。サウナで十分に温まった身体を、水風呂や外気にさらして急速に冷やすことで、自律神経が整い、全身に独特の爽快感——いわゆる「ととのう」感覚が生まれるとされる。この外気浴を快適に行うための休憩スペースが、これまでは十分とは言えなかった施設も多い。
今回の整備では、男女それぞれの露天風呂エリアに外気浴用ベンチが新設された。ベンチに座って外気を浴びながら身体が回復していく感覚は、サウナの醍醐味のひとつとして多くのサウナーに愛されている。空港という立地ながら、正式なサウナルーティン(サウナ→水風呂→外気浴)を体験できる環境が整い、本格的なサウナ施設として一段階グレードアップした形だ。

「サ飯」3品を新提供——サウナドリンク付き、6月末まで特別価格
サウナ後の食事「サ飯」も今回のリニューアルの目玉のひとつだ。新千歳空港温泉のレストランでは、以下の3品が新たにラインナップに加わった。いずれもサウナドリンク付きのセット価格で提供される。
ニンニクと背油の背徳油そば——たっぷりのニンニクと背油で仕上げたスタミナ系の一品。サウナで消耗したカロリーを豪快に補給できる、食欲旺盛な旅行者に嬉しいメニューだ。
食欲そそるスタミナ丼——がっつり食べたい方に向けた丼もの。発汗後の身体に嬉しいボリューム感が魅力で、旅の疲れを力強くリカバリーできる。
かぼす香る豚しゃぶ冷そば 稲荷寿司付——さっぱりとした柑橘系の風味が特徴の冷たい麺料理。稲荷寿司が付属し、うどんへの変更も可能で、好みや季節感に合わせて選べる。
通常価格は各1,500円(税込)のところ、2026年6月30日(火)まで特別価格の1,300円(税込)で提供される。200円引きの導入記念割引期間中に訪れるのがお得だ。サウナドリンクが付いてこの価格は、空港施設内としてもリーズナブルといえる。

新千歳空港温泉とは——国内空港初の天然温泉施設の全貌
新千歳空港温泉は、新千歳空港国内線ターミナルビル4階に位置する。国内の空港ターミナル内に設けられた天然温泉施設としては国内初の存在であり、旅の疲れをその場で癒せる独自の魅力を持つ。泉質はナトリウム塩化物泉で、体を芯から温め、肌をなめらかに整える効果があるとされる「美肌の湯」の側面も持つ。
施設の概要は以下のとおりだ。内風呂・露天風呂・水風呂・ドライサウナ(今回オートロウリュ導入)・ミストサウナ(今回機器刷新)のほか、リラクゼーションルームやレストランも完備。深夜から早朝にかけては仮眠エリアとして利用できるサービスもあり、早朝フライトの旅行者や夜遅い乗り継ぎ客にとっても重宝する施設として知られている。
運営は株式会社碧雲堂ホテル&リゾート(本社:北海道千歳市美々987番地22)が担い、今回の設備整備は北海道エアポート株式会社の協力のもとで実施された。北海道エアポートは新千歳空港を含む道内7空港を一括運営する民間会社で、施設機能の充実を通じた旅客満足度の向上に継続的に取り組んでいる。

旅のプランに「空港サウナ」を取り入れてみては
今回のリニューアルにより、新千歳空港での「サウナ旅」の魅力がさらに広がった。北海道を訪れる旅行者はもちろん、道内在住者のデイユース利用にも最適なスポットだ。オートロウリュ搭載のドライサウナで本格的に「ととのい」、外気浴ベンチでクールダウンし、サ飯でスタミナを補給する——空港内でこれほど充実したサウナ体験ができる施設は、国内でも稀有な存在といえるだろう。
フライト前の時間をサウナで過ごせば、旅の疲れを先取りして解消できるうえ、機内での快眠にも繋がると言われている。また、北海道旅行の帰りに立ち寄って旅の締めくくりとするのも人気の使い方だ。サウナブームが続く今、「空港サウナ」という新たな旅のスタイルをぜひ体験してみたい。
施設の詳細情報や料金案内は公式ウェブサイト(https://www.new-chitose-airport-onsen.com/)で確認できる。お問い合わせはTEL 0123-46-4126(受付時間:9:00~21:00)まで。








