広島に本拠を置く老舗家具メーカー・株式会社マルニ木工と、サウナブランド「ONE SAUNA」を運営する株式会社Libertyshipが共同開発した家具品質のサウナ「kupu sauna」が、三重県三重郡菰野町の離れ宿「アクアイグニス別邸 湯の山 素粋居(そすいきょ)」に宿泊施設として世界で初めて導入されることが発表された。
導入先となるのは、素粋居が誇る全12棟のヴィラのうち、木をテーマにした客室「木刻(きのとき)」と、石をテーマにした客室「石砬(せきろう)」の2棟。プレス向けの見学・体験会は2026年7月2日(木)に現地で開催される予定だ。

家具品質のサウナ「kupu sauna」とは
「kupu sauna」は、1928年に広島で創業し、世界中の建築家・デザイナーに愛されるプロダクトを生み出してきたマルニ木工が、プロダクトデザイナーの熊野 亘 氏(デザインオフィス kumano 主宰)と、サウナ開発における温熱・体感設計のノウハウを持つ ONE SAUNA の三者協業で完成させたサウナである。
最大の特徴は「ハーフドーム型」の曲面構造だ。ロウリュ時に発生した蒸気がドーム内面の曲線を伝って循環し、入浴者の背中へ柔らかく落ちるという、他のサウナでは体験できない独自の入浴体験を生み出す。木材には奈良・吉野ヒノキを使用。柔らかな肌触りと、過度に熱くなりすぎない特性が吉野ヒノキならではの魅力であり、家具製造で培った精緻な木工技術が、熱と蒸気にさらされる極限環境でも損なわれない仕上がりを実現している。
また、ONE SAUNA が特許を取得した独自のIoTサウナ管理システム(特許第7510172号)を搭載。宿泊予約データと連動した自動予熱により、チェックイン時に常に最適温度へ整え、上質な顧客体験と省エネ運用を両立する。さらに客室内の非常ボタン押下時にはヒーターを自動遮断し、管理者へ自動電話通知が入る安全設計も備えている。なお ONE SAUNA は2020年度グッドデザイン賞を受賞したブランドでもある。

「木刻」「石砬」——客室テーマに沿ったサウナ体験の設計
素粋居は、土・石・漆喰・木・漆・和紙・硝子・鉄など、素のままで美しい8つの素材をテーマにした12棟のヴィラが並ぶ離れ宿だ。今回の kupu sauna 導入も、各棟の世界観に呼応する形で設計されている。
木刻(きのとき): ウッドデッキを介してサウナへと続く動線設計を採用。マルニ木工のととのいチェア「kupu sauna チェア」を設置し、サウナ後の外気浴まで一体感のある体験を提供する。
石砬(せきろう): 石の水風呂を備え、サウナ→石の冷水浴→外気浴というフルセットの動線を完備。マルニ木工のととのいチェア「kupu sauna チェア」も設置されており、本格的なサウナの作法を離れ宿の空間で堪能できる。

ONE SAUNAの「地産地消」のサウナづくり
ONE SAUNA は「地産地消のサウナづくり」をコンセプトに掲げ、その土地ごとの木材を活かしたサウナを国内6拠点で展開してきたブランドだ。今回の kupu sauna には「奈良・吉野ヒノキ」を使用しており、木の個性を最大限に引き出す家具品質の仕上げと融合している。地産地消の思想と家具メーカーならではのクラフトマンシップが掛け合わさったことで、サウナという空間に新たな次元の「素材美」をもたらす試みとなっている。

プレス向け見学・体験会の概要
正式導入に先駆け、メディア関係者向けのプレス体験会が下記の通り開催される。
日時: 2026年7月2日(木)11:00~14:30
会場: アクアイグニス別邸 湯の山 素粋居(三重県三重郡菰野町菰野4842-1)
内容: 主催者挨拶・質疑応答・フォトセッション・「木刻」「石砬」の客室内覧・kupu sauna 入浴体験
登壇予定: 株式会社マルニ木工 代表取締役社長 山中 洋氏 / 株式会社Libertyship 代表取締役 揚松 晴也氏 / 株式会社アクアイグニス 代表取締役 立花 哲也氏

施設概要・アクセス情報
「アクアイグニス別邸 湯の山 素粋居」は、アクアイグニスの別邸として2020年7月にオープンした、湯の山温泉の麓に佇む離れ宿だ。全12棟のヴィラはそれぞれ異なる自然素材をテーマに設えられ、現代美術・工芸・古美術・アンティークをしつらえた空間はまるで美術館のような佇まいを見せる。
施設名: アクアイグニス別邸 湯の山 素粋居(ゆのやま そすいきょ)
所在地: 〒510-1233 三重県三重郡菰野町菰野4842-1
お問い合わせ: 059-390-0068
部屋数: 12棟
駐車場: 50台
アクセス: 近鉄湯の山線「湯の山温泉駅」より徒歩5分、新名神高速道路「菰野IC(ETC専用)」より車で5分
公式サイト: https://sosuikyo.com/

湯の山温泉の概要・歴史
湯の山温泉は、三重県三重郡菰野町に位置し、御在所岳の麓に広がる三重県有数の温泉地だ。その歴史は古く、1300年以上前に発見されたとも伝わる。泉質は単純泉で、神経痛・筋肉痛・疲労回復・冷え性などに効能があるとされ、古くから湯治客に親しまれてきた。周辺には御在所ロープウェイや鈴鹿国定公園があり、四季折々の自然を楽しめる観光地としても人気が高い。素粋居が立地する菰野町は自然環境と温泉、そして上質な宿泊体験が融合したエリアとして、近年さらに注目を集めている。
運営会社・背景情報
今回の世界初導入を実現した3社の概要は以下の通りだ。
株式会社マルニ木工: 1928年創業。広島県広島市佐伯区湯来町白砂24に本社を置く老舗家具メーカー。代表取締役社長は山中 洋氏。「工芸の工業化」を掲げ、世界的に評価される家具プロダクトを多数生み出してきた。公式サイト: https://www.maruni.com/
株式会社Libertyship(ONE SAUNA): 宮崎県宮崎市加江田7275-1 こどものくに を拠点とし、代表取締役は揚松 晴也氏。サウナ開発・運営・プロデュースを手がけるほか、IoTサウナ管理システム「ONE SAUNA」を提供。ブランドURL: https://onesauna.jp/
株式会社アクアイグニス: 東京都中央区京橋1-14-9 依田忠ビル7階に本社を置き、代表取締役は立花 哲也氏。飲食業・温泉施設業・菓子製造業・不動産業を展開。コーポレートURL: https://aquaignis-company.jp/
家具の名門メーカーが持つ精緻な木工技術と、サウナ専業ブランドが積み上げてきた温熱設計・IoT技術、そして上質な宿泊体験を提供する施設運営者が三つ巴で取り組んだ今回のプロジェクトは、日本のサウナ文化と家具・工芸の融合という点で業界内外から注目を集めそうだ。







