1.辰頭温泉
合志川のほとりにある田園地帯の一角にひっそりと建つ質素な佇まいの入浴施設です。
「九州八十八湯めぐり」の1つに選ばれていることからもわかるように、地元にお住まいの方はもちろん、プロにも人気の入浴施設となっています。
こちらのお湯は炭酸成分を非常に多く含んだ炭酸泉で、シュワシュワとした泡立ちが特徴です。
弱アルカリ性の「美肌の湯」で、お肌をきれいにする効果に優れています。
切り傷や冷え性、高血圧などにも効果的です。
施設内には内湯が2つあり、1つは熱めのお湯で43度ほど、もう1つはぬるめのお湯となっています。
どちらのお風呂も湯量が非常に豊富で、源泉かけ流しのお風呂を心ゆくまで堪能することができるでしょう。
料金の安さも人気の理由で、おとな300円・子供100円で入浴することができます。
休憩室もあり、700円(入浴料込み)で利用が可能です。
6時から22時までと営業時間も長いので、朝風呂に入りたい方にもおすすめです。
ノスタルジックあふれる人気のお風呂をぜひ一度体験してみましょう。
じゃらん
2.しらさぎ荘
「しらさぎ荘」は元々は鯉の養殖業を営んでいた創業者が自宅を料理屋としたことから始まりました。
川魚をメインにしたお料理には定評があり、地元の方はもちろん多くの観光客が訪れる人気の宿です。
2,000坪の広大な敷地は湧水が豊富で、県の湧水百選にも選ばれています。
お風呂は別館にあります。
深い湯船が特徴の「しらさぎの湯」は源泉かけ流しのナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉です。
ヌルヌルとした肌触りが特徴の弱アルカリ性のお湯は美肌効果に優れ、美人の湯として人気があります。
血行を促進する効果にも優れていて女性特有の症状を改善する効果が期待できることから、子宝の湯とも呼ばれます。
このお風呂は立ち寄り湯で利用することが可能です。
年中無休でおとな200円・子供100円、タオルもレンタルできるので、ふらっと気軽に立ち寄ることができます。
自慢のお料理と入浴がセットになったお得なプランや、球磨川下りと入浴チケットがセットになったプランもおすすめです。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
3.てんすい
玉名市にある旅館「てんすい」は小説「草枕」の舞台ともなった夏目漱石ゆかりの地です。
浴場は実際に小説にも登場しています。
お湯は近くの源泉から引かれた天然の源泉かけ流しです。
豊富な湯量を誇り、1日で浴槽内のすべてのお湯が入れ替わるほどです。
泉質は45.5度の単純アルカリ泉で肌への刺激が少なく、子供からお年寄りまで誰もが安心して入浴することができます。
お風呂はサウナを含めて全部で5つあり、自慢の露天風呂からは眼前に広がるみかん園と後ろに広がる有明海のコントラストが楽しめます。
天気が良ければ島原半島や雲仙普賢岳まで一望することができます。
大浴場は扇形で吐水口からはお湯が滝のように注がれているので、打たせ湯にも最適です。
みかんの収穫時期にはお風呂にみかんを浮かべて、良い香りを楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができます。
休憩室からの景色も素晴らしいので、ぜひ時間を作って入浴してみましょう。
公式HP
4.奥の湯
「奥の湯」は田の原川の上流、豊かな自然の中にひっそりと佇む人気の宿です。
春には様々な花が咲き乱れ、秋には紅葉、冬には雪景色と四季折々の景色を楽しむことができます。
2,000坪という広大な敷地の中には8つのお風呂が点在しています。
露天風呂は混浴と女性専用の2つで、どちらも源泉かけ流しの天然湯が魅力です。
泉質はナトリウム・塩化物硫酸塩泉で、筋肉痛や神経痛、慢性の胃腸病などに効果があります。
田の原川を眼下に望みながらお湯に浸かれば、日頃の疲れを忘れてリラックスできるでしょう。
自然の地形を活かした趣の異なるお風呂も人気です。
渓流沿いにあり川のせせらぎを聞きながら入浴できる「川風呂」は夜になるとライトアップされて幻想的な雰囲気を味わうことができますし、岩に包まれた「洞窟風呂」に入れば都会の喧騒を忘れて静かにお湯を堪能することができます。
立ち寄り湯はこれらのお風呂を8:30~21:00まで、500円で利用することが可能です。
サウナと水風呂もありますので、心身ともにくつろぐことができるおすすめの宿です。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
5.ややの湯
「ややの湯」は小野泉水公園や味取観音堂などの観光スポットがあることで知られる植木町にある一軒宿です。
全6室のこぢんまりとした宿で、すべての客室には専用の露天風呂があります。
館内には足湯付きの居酒屋があり、足湯で温まりながら宴会を楽しむことができます。
お風呂は大浴場と露天風呂が1つずつです。
泉質はph8.0前後のアルカリ性単純泉・単純硫黄泉で、重曹の成分を多く含んでいるので肌触りがとろとろしています。
お肌に優しく、湯上がりにはまるで赤ちゃんみたいなスベスベの肌になると評判です。
大浴場と露天風呂は立ち寄り湯として利用することができます。
営業時間は9時から22時までで、料金は500円とリーズナブルです。
事前に予約すれば大浴場での入浴と広間での食事がセットになったプランや、露天風呂付き客室と夕食がセットになったプランも利用することができます。
1日限定6組の贅沢な宿も休憩プランならリーズナブルに利用することができるので、恋人とのデートや女子会などにもおすすめです。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
6.旅館藤もと
南小国町の「旅館 藤もと」は里山に囲まれた清流のすぐそばに建つ老舗旅館です。
客室数がわずか8室という小さな宿ですが設備もサービスも素晴らしく、贅沢なひと時を味わうことができる高級旅館です。
お風呂も非常に充実しています。
特に人気があるのが「川湯」で、宿から階段を下りていくと川沿いにあります。
周囲の岩場の地形を活かした露天風呂はダイナミックで、目線の高さに水面があるので川のせせらぎや飛沫を感じながら入浴することができます。
本当に川沿いにあるので、大雨で水かさが増してしまうと入浴できないこともあり注意が必要です。
川湯の他に4つの貸切風呂もあります。
露天風呂が2つと半露天風呂が2つ、檜造りのお風呂もあれば石造りのお風呂もあり、好みに合わせて選ぶことができます。
お湯はいずれも炭酸泉で若干の濁りがあり、色は少し緑がかっているのが特徴です。
この素晴らしいお風呂は立ち寄り湯として利用することもできます。
ただし、立ち寄り湯は土曜日と日曜日だけですので平日は利用することはできません。
素晴らしいお風呂なので土・日に訪れた際はぜひ利用してみることをおすすめします。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
7.清流荘
「木立ちの中の宿 清流荘」はその名の通り菊池渓谷の深い森林の中にある小さな旅館です。
渓谷内には竜ヶ渕・天狗滝や黎明の滝といった数多くの滝があり、遊歩道を散策しながら壮大な景色を楽しむことができます。
こちらの宿には趣異なるいろいろなお風呂があります。
「ほたるの湯」は手造りの露天風呂で、川の流れを見ながら入浴できる人気のお風呂です。
「ひびきの湯」は半円状のドーム型の岩露天風呂で、お湯がポタポタと落ちる音が浴場内に響き渡ります。
「思い出の湯」は川に面した露天風呂で、川のせせらぎを聞きながらマイナスイオンに包まれて入浴することができます。
大浴場の「まほろばの湯」は壁に大きな岩がむき出しになっている岩風呂で、圧倒的なスケールを感じることができるでしょう。
泉質は美肌の湯とも化粧の湯とも称されるほどに、優れた美肌効果が期待できます。
まるで肌に絡みつくようなしっとり・ねっとりとした感触は女性から大人気です。
立ち寄り湯は500円で利用することができ、予約すれば食事とのセットも利用可能です。
また、菊池夢美術館や菊池観光物産館で購入できる周湯券を使用すれば他の宿のお風呂も入ることができるので、立ち寄り湯めぐりを楽しむのもおすすめです。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
8.旅館山翠
「旅館山翠」は涌蓋山の麓に建つ宿です。
露天風呂が3つに内湯が男女2つずつ、さらに貸切露天風呂が11と、合計で18もお風呂を楽しむことができます。
いくつものお風呂をめぐりながら、仕事や家事などによる疲労やストレスを癒やしましょう。
涌蓋山の周辺には数多くの源泉がありますが、こちらの宿では「はげの湯」源泉を使用しています。
弱アルカリ性の単純泉で皮膚病や神経痛などに効果的です。
刺激が少ない柔らかなお湯なので、小さな子供からお年寄りまで安心して入浴することができます。
18のお風呂の中で特におすすめなのが、敷地内の一番高いところに設置されている露天風呂「仙人の湯」です。
標高が約800mあり、涌蓋山に広がる里山の景色を見下ろしながら入浴することができます。
お風呂は宿泊はもちろん、外来油としても利用できます。
料金は8:00~15:00までで500円です。
食事と入浴がセットになったお得なプランも4,000円~と手軽な金額で楽しめるので、ドライブで近くに立ち寄ったときなどに利用してみてはいかがでしょうか。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
9.湯楽亭
天草市の「湯楽亭」は全長32mにも及ぶ大洞窟風呂と「赤湯」・「白湯」の2つの源泉が楽しめる宿としてツウの間には有名です。
日帰り湯なら600円で利用できるので、近くに立ち寄った際にはぜひ利用してみましょう。
「赤湯」は平成8年に掘り当てられた比較的新しい源泉です。
赤褐色の湯は二酸化炭素を豊富に含んだ炭酸水素塩泉で、皮膚病や疲労回復に効果が期待できます。
新しい源泉だけあって毎分227リットルと湧出量も豊富で、温度も50度前後と高めです。
この赤湯は宿自慢の大洞窟風呂にも使用されています。
壮大な洞窟の中はライトアップされ幻想的な世界が広がっており、非日常の空間を感じることができます。
もう1つの源泉「白湯」は弱アルカリ性の単純泉で、お肌に良い美人の湯です。
赤湯に比べると湧出量が少なめですが、源泉かけ流しで楽しむことができます。
白湯は岩露天風呂に使用されています。
湧出温度が32度と低めなので、赤湯と白湯を交互に楽しんでみるのもおすすめの入浴法です。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
10.豊礼の湯
友人やカップルでふらっと立ち寄ることのできるリーズナブルなお風呂を探している方におすすめなのが「豊礼の湯」です。
素泊まりも可能な入浴施設なので、ドライブで疲れた身体を癒やしたい方にもピッタリの施設です。
お風呂は男性用・女性用に分かれた露天大浴場と、17の家族風呂があります。
こちらのお風呂を見てまず驚くのは、お湯の色です。
少し濁っていますがコバルトブルーのお湯で、正面に望む涌蓋山の緑とのコントラストがとてもきれいです。
アルカリ性のお湯は皮膚病に効果があり、アトピーでお悩みの方にも人気があります。
貸切露天風呂はコイン式となっているので、利用者が変わるたびにお湯がすべて入れ替わる仕組みとなっています。
料金は露天大浴場が500円、貸切露天風呂はグレードによって1時間800円~1,500円となっています。
共用の休憩室は無料で利用です。
個室の休憩室もあり、2時間/3,000円・3時間/4,000円・4時間/5,000円となっていますので、仮眠をとるのに便利です。
食堂はありませんが、98.7度の蒸気で食べ物を蒸すことができる地獄蒸しの設備を無料で利用できます。
食材は購入することができるので、手ぶらで来ても安心です。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
11.やまびこ旅館
阿蘇山の麓、清らかな渓流と四季折々の黒川の自然に包まれた「やまびこ旅館」は風情あふれる安らぎの宿です。
宿には黒川で随一の大きさを誇る露天風呂「仙人風呂」があり、宿泊客はもちろんのこと立ち寄り湯での利用も可能です。
巨石と木々に囲まれたお風呂は夜になるとライトアップもされて、幻想的な雰囲気が辺りを包みます。
趣の異なる6種類の貸切風呂も人気です。
岩風呂や大理石風呂、檜風呂といった一般的なものから、深さが150cmもあり立ったまま入浴する立ち湯や寝そべって入浴する寝湯、大理石をくり抜いて造ったくり抜き湯まであります。
お湯は「傷の湯」「脳卒中の湯」などとも呼ばれる硫酸塩泉です。
火傷や切り傷などの効能に加えて、高血圧や動脈硬化症にも効果があると言われています。
入浴料は500円ですが、湯めぐりが人気の黒川温泉では3ヶ所までなら1,300円で入ることができるお得な入浴手形も利用できます。
温泉めぐりを楽しみたいなら、入浴手形を購入しましょう。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
12.清風荘
「清風荘」は明治時代から100年以上の歴史を持つ老舗の宿です。
阿蘇五岳の1つである烏帽子岳の麓に湧くお湯は硫黄を豊富に含んでいるため白く濁り、美肌効果や傷を治す効果があります。
そのため、江戸時代には熊本藩士だけが浸かるのを許された格式高いお湯でもありました。
「清風荘」は2016年4月に発生した熊本地震の影響により大きな被害を受けたため、これまで営業ができない状態となっていました。
しかし、2020年4月の完全復旧を目指しており、以前は5つあったお風呂のうち2019年4月から「すずめの湯」だけが利用できる状態です。
「すずめの湯」は足元から源泉が湧き出している非常に珍しいお風呂です。
加水や加温することなく100%源泉かけ流しのお湯を堪能できます。
以前は完全に混浴だったのですが、再開後は湯浴み着を着用して入浴する形の混浴風呂となりました。
女性でも安心して利用することができるでしょう。
営業時間は午前10時~午後5時まで、貸しバスタオルが付いて1,200円で利用できます。
標高750mと高い場所にあるお風呂なので、四季折々に変化する里山の風景を眺めながら、癒やしの時間を過ごすことができるでしょう。
じゃらん
楽天トラベル
公式HP
まとめ
地震の影響でいまだに休業状態の宿もありますが、熊本には魅力的な温泉がたくさんあります。
人気の旅館は混んでいて予約が取れなかったり宿泊料金が高額だったりしますが、日帰りなら安い料金で気軽に利用することができるのでおすすめです。
暇を見つけたら家族や恋人と一緒に出かけてみましょう。