日帰りでお湯を楽しんで帰ってくることが目的なだけに、コストパフォーマンスが高いことに重点を置くと、きっと満足できること間違いなしの6つを厳選してみました。
1.砂丘温泉ふれあい会館
鳥取県と言えばその代名詞は砂丘。
砂丘で遊んでからお湯に浸かるという体験はここで生まれ育った人ほど経験していないかもしれない。
砂丘に源泉が湧き出ているところが珍しく、その泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物と硫酸塩泉で、さらに塩分を含んでいるのが特徴です。
これらの成分を含む泉質のお湯は、入浴後に湯冷めしにくいとあって、冬場の寒い鳥取でも存分に入浴が楽しめます。
気になるお湯の効能は、打ち身や筋肉痛、さらに切り傷から慢性皮膚病、神経痛にもよいとされている他、高血圧も挙げられています。
建物の2階に展望浴場があるため、広くとった窓からは雄大な日本海を眺めながらお湯に浸かれるのが醍醐味です。
四季折々に移ろいゆく自然の様子を大海原と共に眺められるとあって、まさに砂丘のオアシスという言葉がぴったりです。
利用は大人550円です。
平日は10:00~21:00(受付~20:00)※土日祝は9:00~、さらに10月1日~3月31日は~20:00(受付~19:15)の間で利用が可能です。
じゃらん
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2.吉岡温泉館
日本海に開けていながら山峡にある湯処。
地元の人のオアシスながら旅人も気軽に立ち寄れる懐の広さは日帰りにもちょうどいい。
山峡の閑静な場所にありながら日本海にも開けているという、異なる風景を楽しみながら入ることができるお風呂を備えた施設なのが特徴です。
地元の人が長年利用してきたことから、地元の人達の利用がメインですが、それでいて旅人も温かく受け入れてくれることから、誰もが気軽に利用できる施設となっているのはうれしいところでしょう。
自慢のお湯は無色透明、無味無臭のアルカリ性単純泉で肌触りが柔らかい美肌の湯となっています。
さらに、刺激が少ないことから、高齢者でも安心して入浴できますし、骨折や外傷後の治療から、病後の回復期に適すると言われていて、治癒に対する効能に優れているのも特徴です。
温度はかなり高めですが、その分、お湯に浸かっている間はもちろん、お湯から上がっても身体が芯までホコホコと温まっているので、寒い時期には特に入りたいお湯と言えます。
入浴料は200円と格安で、8:00~22:00までと利用時間が長いところも魅力です。
じゃらん
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3.岩井ゆかむり温泉共同浴場
共同浴場という響き。
そこに感じる懐かしさと無性に感じる人のやさしさ。
そこへ行けば、ホッと一息つける時間が過ごせるかもしれない。
鳥取県の東端に位置する岩美町で湧き出すいで湯は、なんと1300年もの歴史を誇る山陰最古の湯として知られています。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉で、源泉は48度とそのまま入るにはかなり熱めとなっていますが、源泉100%の掛け流しで湯舟に入れているのが特徴です。
泉質が持つ効能には、神経痛や関節痛、さらには運動麻痺といった身体の表面に現れる症状から、慢性消化器病に冷え症、あるいは病後の回復期などにも効果的とされています。
共同浴場の名前に付けられているゆかむりという名前は、もともとは頭に手ぬぐいをのせ柄杓で湯をかむる、湯かむりという独特の風習から来ているものですが、この風習は江戸時代から今も伝わる珍しいものです。
今もやっているなら、地元の人に混じってやってみるのもまた一興でしょう。
6:00~22:00と朝早くから夜遅くまで利用できるのがうれしいうえに、入浴料はたったの300円です。
じゃらん
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4.若桜ゆはら温泉 ふれあいの湯
コスパ抜群のうえにさらにコスパがよくなる可能性を秘めた施設。
町内に住んでいるなら利用しない手はない。
3~12月は10:00~20:00まで、1~2月は10:00~19:30までと、利用時間はちょっと短めという印象もありますが、入浴料400円は財布にやさしいです。
さらに町内在住者は半額になることから、なんと200円で温泉に入れます。
みどりと清流の町として知られる若桜(わかさ)町にあるため、町民ならほとんどが利用したことがあるのではと思われますが、行ったことがないという人は行ってみる価値ありです。
泉質は無色透明、無味無臭の単純泉で、低張性・弱アルカリ性泉質となっています。
この泉質が持つ効能は、神経痛や関節痛、さらに五十肩から関節のこわばりといった、年齢と共に出てくる悩みに向いているのが特徴です。
他にも、打ち身やくじきにもよいとされていますので、若い世代にもいいでしょう。
慢性消化器病に冷え症、さらに疲労回復などへの効能は、男女を問わず悩まされている体調不良とあって、町民なのに行かないのはもったいないと言えるほど良質なお湯です。
自然の美しさに溶けこむように作られた素朴な施設ですが、浴場内には檜造りの湯舟があり、洗い場も清潔に保たれていますので、快適に利用できます。
じゃらん
5.宝喜温泉館
宝に喜ぶと書く。
それだけで何だか心がウキウキしてくる。
お湯に浸かることも楽しみだけれど、そこに素敵な名前が付いているとより楽しみになってくる。
こちらのお湯はいくつもの特徴があり、まずは地下1300mという深いところから汲み上げているのですが、汲み上げる際、一切空気に触れることなく汲み上げていることは驚きに値します。
さらに、汲み上げた源泉100%のお湯はなんと薬湯で、その泉質は弱アルカリ性単純泉です。
入浴施設も広く、設備が充実しているのが特徴で、寝湯と、冷泉を満たした水風呂がある一般浴室、さらにプール並の広さがあるリハビリ用浴室に、施設が用意している専用車椅子で入浴ができる身障者用浴室もあり、身体の不自由な人も利用できる配慮が素晴らしい入浴施設となっています。
一般の内湯も含め、すべてが源泉100%の掛け流しのお湯となっているところが魅力です。
10:30~22:00まで利用でき、なんと420円で薬湯に入れます。
じゃらん
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6.ホットピア鹿野
のどかに広がる田園風景を見ていると、なぜこれほどまでに心が休まるのだろう。
それにお湯が加わるとなれば、楽しみも倍増だ。
田園風景を抜けた川沿いに現れるモダンな外観の施設は、非日常を感じさせてくれます。
肌にやさしい単純泉質は神経痛や筋肉痛、さらに疲労回復から健康増進に効能があるとされ、お疲れの現代人にはうってつけです。
円形の浴室は、広々としているうえに開放的で、晴れた日には美しい自然光が降り注ぐことから、お天気のいい日に出かけられるのが日帰りの強みとなるのは間違いなしです。
お風呂は非常に充実しており、泡風呂に水風呂、サウナを備えた内湯施設の他、鷲峰山を眺めながら入れる露天風呂もあることから、やはり天気を選んで出かけるのがおすすめです。
敷地内では足湯も楽しめますし、農産物直売所のおもしろ市場で買い物を楽しんだり、名物の鹿野そばを食べられたりするそば処もあります。
のんびりとお湯に浸かり、買い物を楽しんだり、おいしいものを味わって十分堪能できたりする10:00~22:00の時間を、たった420円で利用できるのできます。
じゃらん
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コストパフォーマンスがいいから何度でも行きたくなる
とにかくお湯に浸かることが好きという人や、泉質のおかげで身体が楽になると感じるところは、何度でも行きたくなることでしょう。
何度も行くとなれば、やはり入浴施設の利用料と交通費などが気になってきますが、ここに挙げた施設ならどこを選んでも、何度も通えるコスパ抜群の施設と言えます。