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海外にも温泉はある!イタリアのおすすめ温泉

イタリアと日本は同じ火山国です。イタリア国内のいたるところに温泉が湧いており、各地に温泉保養施設があります。イタリアで人気の温泉をまとめました。

温泉 海外
温泉の歴史は古く、ローマ時代から「テルメ」とよばれる温泉保養施設を完備。
人々になくてはならないものとして存在しています。

イタリアの温泉事情


所変わればマナーも変わります。
イタリアの温泉であるテルメを体験する前に、覚えておきたいマナーや知識をご紹介!

テルメは混浴


海外の温泉はイタリアに限らず混浴が基本になります。
水着がないと入浴できないので要注意!
現地で購入やレンタルを探すのも大変なので、日本から持参するのがおすすめです。

体を洗う習慣がない


テルメでは石鹸やボディソープを使って体を洗う習慣がありません。
お湯から出た後は、水分を拭きとるだけ。
日本では温泉は入浴ですが、イタリアでは温泉プールに入ることをイメージするといいでしょう。

みんなリラックスしてのんびりと過ごします。
本を持ち込んで読書をしながら楽しむ人もいるほど。

野外温泉は脱衣所がない場合もあり


イタリアには大自然の中で天然温泉が利用できる場所が数多くあります。
このようなテルメは入浴料の設定はなく、誰でも自由に利用できますが脱衣所やロッカーなどはありません。
日本でいう、山の中の秘湯といった感じ。
タオルや飲み物などはあらかじめ準備しておきましょう。

イタリアのおすすめ温泉


テルメ・ディ・モンテカティーニ(Terme di Montecatini)


イタリアでも温泉が多い地域である中部のトスカーナ州の中でも、ここ「テルメ・ディ・モンテカティーニ」が有名です。
現在は温泉療養や美容トリートメントができる総合的なスパリゾートですが、もともとはローマ時代から王族や貴族たちの湯治場として発展してきました。

このテルメ・ディ・モンテカティーニは、医療目的で利用することもでき、希望に応じて医師の簡単な診察や本格的なマッサージを受けることもできます。

また、この温泉は入浴するだけでなく飲泉にも向いています。ぜひ試してみてください。

住所:Viale Giuseppe Verdi, 41, 51016 Montecatini Terme PT
営業時間:月~金曜8:00~13:00、15:00~18:00、土曜祝日9:00~13:00(日曜休業)
※上記の営業時間はインフォメーションポイントのもの、9カ所ある温泉はそれぞれ曜日によって営業時間が異なるため、到着後にインフォメーションポイントで確認をおすすめします。



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公式HP

テルメ・ディ・パーピ(Terme di Papi)


ラツィオ州北部の温泉地であるヴィテルボ郊外に位置し、ローマから日帰りで行ける温泉リゾートです。
イタリア語でローマ法王のことを「パーパ」といい、「パーピ」はその複数形になります。

ここ「テルメ・デイ・パーピ」は歴代のローマ法王たちが利用してきた、由緒正しき温泉なのです。

温泉からは硫黄の匂いが漂いますが、日本の温泉とは異なり見た目は巨大なプールのよう。
利用者は泳いだり、ぷかぷかと浮かんだり、それぞれの時間を楽しみます。

場所によって水温が違うので自分好みの温度を探してみましょう。

住所:Str. Bagni 12, Viterbo
営業時間:営業時間:水~月曜9:00~19:00(火曜休業、土曜のみ21:00~25:00も営業)

公式HP

テルメ・ディ・サトゥルニア(Terme di Saturnia)


イタリアに数多くある温泉の中でも、フォトジェニックな温泉といえば、このテルメ・ディ・サトゥルニアです。
こんこんと湧き出る温泉が棚湯となった青白い石灰棚を、下へ下へと滝のように流れていきます。

周囲はトスカーナの田舎風景に囲まれた自然の中の温泉です。
入浴料は無料で24時間楽しめますが、脱衣所などの設備はないのでご注意ください。

周囲にはいくつかホテルがあり、スパやサウナが併設された五つ星ホテルも。
のんびりと優雅な時間を過ごすのもおすすめです。

住所:Via della Follonata, Saturnia, Manciano
営業時間: 24時間

公式HP

Terme di Pre Saint Didier(テルメ・ディ・プレ・サン・ディディエ)


イタリアのテルメの多くは夏がシーズンですが、冬でも楽しめるのがテルメ・ディ・プレ・サン・ディディエです。
フランス、スイスの国境寄りヴァッレ・ダオスタ州クールマイユールにある温泉で、アルプスが眺められます。

1838年開業の温泉センターにある温泉設備は、なんと40種類以上!様々なタイプの部屋がある休憩室にはベッドやハンモックを完備。
レストランも併設されているので1日たっぷり過ごせます。

入場料は45ユーロと少々高め。しかし、バスタオルやガウン、ビーチサンダルも含まれるので、水着以外に必要なものが揃います。

さらに、料金に含まれている朝食ビュッフェでは、果物やヨーグルト、クラッカー、ジュース、ハーブティなどが味わえます。
冬も利用できるので、雪化粧をしたアルプスの景色を眺めながら過ごすことも可能です。

住所:Allee des Thermes, 11010 Pre-Saint-Didier, Italy
営業時間:月曜~木曜9:30~21:00、金曜・土曜8:30~23:00、日曜 8:30~21:00

公式HP

持ち物は何が必要?


水着


混浴がほとんどなので、水着が必要です。
レンタルできることもありますが、日本人にはサイズが合わなかったり、透けやすい生地だったりします。
特に女性は、日本から持参するのが無難。

タオル


レンタルもありますが、自然の中にある温泉では必要になります。

ビーチサンダル


プールに行くことをイメージするといいでしょう。
また、寒い時期は床も冷たくなるので、サンダルがあると安心です。

濡れてもいいバッグ


手荷物や貴重品はロッカーなどに預けられますが、ビニール製のバッグがあるとタオルなどの持っておきたい荷物を仕舞え、重宝します。

まとめ


テルメは古くはローマ時代から受け継がれてきた温泉文化です。
イタリアは世界遺産など観光スポットが豊富な国ですが、日本とは一味違う温泉文化を体験してみるのはいかがでしょう。
《編集部》

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