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海外にも温泉はある!チリのおすすめ温泉

海外旅行先でも“温泉”と聞けば、行きたくなる方は多いはずです。お風呂大好きな日本人としては、海外の温泉も体験してみたくなりますよね?しかし、海外と日本では温泉事情や入浴法が異なることもしばしば。

温泉 海外
チリの観光名所はモアイ像のあるイースター島や手付かずの雄大な自然が魅力のパタゴニアなど見所はたくさんありますが、温泉も楽しめるのです。
今回は自然豊かな南米チリの温泉情報をご紹介します。

チリの基本情報


チリは活火山の多い国で、プジェウエ=コルドン・カウジェ火山群を有する南部地域のバルディビアからプエルト・モントは火山地域です。

チリは幾度となく火山噴火による災害に見舞われています。
2011年のプジェウエ山大噴火では、「火山雷」も観測され、大量の火山灰が噴出し上空10,000mにも達しました。

この大噴火の影響で隣国であるアルゼンチン南部の複数の空港が閉鎖に追い込まれたほどです。

2015年にはチリ南部チリロス・ラゴス州のプエルトバラスにあるカルブコ山が54年ぶりの大噴火。
半径約20キロ圏内にいる約4000人に避難指示がだされました。

火山の噴火で深刻な被害をうけることもありますが、火山の噴火によって形成された山々や湖、美しい自然のチリの魅力です。
そして、温泉も火山の恩恵のひとつ。地下のマグマの働きで温泉が噴出し私たちを楽しませてくれます。

チリの温泉事情


チリでは温泉は高級ホテルなどに併設されている場合がほとんど。
マッサージやエステなどのメニューが充実してスパリゾートのような雰囲気です。

日本と大きく違うのが男女混浴で水着着用が義務付けられています。
また日本の温泉に比べると温泉の温度は低めです。

温泉で体の芯から温まるというよりも、温水プールで泳いだり、おしゃべりしたりしながら楽しむ感覚になります。

頭や髪を洗う洗い場などはないので、お風呂に入るというよりも温水プールに入るイメージをもっておくといいでしょう。

チリのおすすめ温泉


Termas geometricas(テルマス・ヘオメトリカス)


チリの大自然を思いっきり堪能できる「Termas geometricas(テルマス・ヘオメトリカス)」は、富士山に似ていることで有名なビジャリカ山の近くに位置しています。

山の奥へ奥へと伸びる赤い橋が印象的で、この赤い橋によって20個もの温泉が繋がれています。
この温泉の設計はチリ人の建築家によるもの。
大自然の美しさが存分に活かされた絶景を満喫できます。

それぞれの温泉はお湯の温度も違えば、景色も異なります。
個々の個性を楽しみながら山の奥へと進んで行くと、立ち昇る湯煙や木々の間を流れ落ちる滝がお出迎え。

飲み物や携帯電話の持ち込みもOKです。

住所:Conaripe, Panguipulli, Region de los Rios
営業時間:日曜~木曜午前11時~午後8時、金曜・土曜午前10時~午後11時

公式HP

Termas Puyehue Wellness & Spa Resort(テルマス プルフエ ウェルネス アンド スパリゾート)


チリ北部パタゴニア温泉が楽しめるテルマス プルフエは、野外温泉プール、半屋根付きサーマルプール、屋内温水プールを完備しています。宿泊客はすべてのプールを何度でも利用可能。

湯量豊富な単純泉でミネラルが豊富に含まれていてお肌もツルツル。
プールバーでは、ソフトドリンクと軽食が提供されていて、長時間ゆったり満喫できます。

ホテルの敷地はハイキングツアーが開催されるほど広大で、美しい庭園があったり、乗馬が楽しめたりと温泉以外の過ごし方もできます。

住所:Puyehue Ruta 215, Km 76 | Osorno, Puyehue 64, Chile
営業時間:午前10時~午後7時

公式HP

Termas Valle de Colina(テルマス・バジェ・デ・コリーナ)


テルマス・バジェ・デ・コリーナはサンディアゴから約2時間半の距離にあります。
サン・ホセ山からのミネラルたっぷりの温泉で効能は関節の痛みや傷跡など。
ダイナミックな自然に囲まれた温泉で、入場してしまえば温泉は入り放題、キャンプも楽しめます。

この場所を最大限に楽しむには夜がおすすめ。
夜の寒さと対照的な温泉と満天の星を堪能できます。
流れ星を眺めながら温泉に浸かるなんてなかなかできない体験です。
ダイナミックな自然に囲まれた温泉で、絶景に癒されましょう。

住所:Camino Al Volcan, San Jose de Maipo, Region Metropolitana, Chile
営業時間:24時間(冬季・6~8月は閉鎖)

公式HP

持ち物は何が必要?


水着
混浴がほとんどなので、水着が必要です。
レンタルできることもありますが、日本人にはサイズが合わなかったり、透けやすい生地だったりします。

タオル


レンタルはほとんどありません。忘れずに持参しましょう。

ビーチサンダル


プールに行くことをイメージしましょう。トイレに行く時などに必要になります。

基礎化粧品やドライヤー


だだ、ロッカーがあることがほとんどで備え付けのものはないと思いましょう。
特に女性は基礎化粧品などを持参することをおすすめします。

濡れてもいいバッグ


手荷物や貴重品はロッカーなどに預けられますが、ビニール製のバッグがあるとタオルなどの持っておきたい荷物を仕舞え、重宝します。

まとめ


雄大な自然と一緒に楽しめるのがチリの温泉の魅力です。
日本ではみることのできない絶景は旅の気分を大いに盛り上げてくれます。
自然に囲まれた場所は、アクセスは便利ではないですが、時間をかけて行くからこそ見ることができる絶景は忘れられない思い出になるはずです。

国内では女性の場合は特に、視界を遮るものがないような自然いっぱいの温泉はハードルが高いですよね。
しかし、チリに限らず海外の温泉は水着着用がほとんど。だからこそ気兼ねなく開放感満点の温泉が楽しめます。
南米の突き抜けるように青い空の下、存分に堪能しましょう。
《編集部》