この施設は温泉を利用した健康づくりができる施設で、厚生労働省が定めた一定の基準を満たした施設を総じて温泉利用型健康増進施設と呼びます。
平成28年7月1日時点では全国に20施設あり、施設の利用にあたっては所得税の医療費控除を受けられるのも通常の温泉と異なる点でしょう。
温泉利用型健康増進施設には運動施設としてプールやトレーニングジム、入浴施設としてミスサウナや寝湯、かぶり湯などがあります。
また、施設には温泉利用指導者資格を取得したスタッフが在籍しており、医師が作成した温泉療養指示書をもとに入浴指導を行い、健康増進を補助するのが特徴です。
おすすめの温泉利用型健康増進施設
1. 町営温泉入浴施設 ふれあいセンター
北海道で唯一の温泉利用型健康増進施設である「町営温泉入浴施設ふれあいセンター」は、町が運営する温泉施設です。
宿泊は行っておらず、日帰り温泉のみ利用可能。
一般客用と湯治客用でお湯の温度を変えて、湯治客が長く入浴できるような工夫がされています。
また、温泉以外にもヨガ教室などを実施。入浴後には併設されているレストランで地元特産品の鹿肉や牛乳ソフトを味わえます。
住所:北海道天塩郡豊富町字温泉
電話:0162-82-1777
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2. 秋田県健康増進交流センター ユフォーレ
温泉をはじめ森林浴、トレーニングジム、グランドゴルフ、宿泊などさまざまな利用ができる「秋田県健康増進交流センター ユフォーレ」。
疲労回復効果が期待できる秋田の名湯をじっくりと楽しむことができ、岩盤浴や水着を着て入るバーデゾーンなども満喫できます。
施設内には図書室やリラックスルーム、キッズルームなど充実した施設があり家族で訪れても安心です。
湯治を目的とした湯治プランは2泊3日6食付きで15,000円から利用できます。
住所:秋田県秋田市河辺三内字丸舞1-1
電話:018-884-2111
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3.ホテルサンバレー那須
3種類の泉質が楽しめる「ホテルサンバレー那須」は、温泉以外にも塩サウナやドライサウナ、ミストサウナも利用できる温泉施設です。
広々とした温泉施設内は男湯女湯どちらとも約7種類の風呂があり、一日中いても飽きない作りになっています。
ほかにも屋外温水プールも完備し、家族や友人同士でも遊べるアトラクションスパリゾートとしても人気です。
ホテル周辺にはショッピングや観光スポットも多く、1年を通して県内外からの利用客が多く訪れて賑わっています。
住所:栃木県那須郡那須町湯本203
電話:0287-76-3800
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4.ケアハウス九谷
石川県能美市の中心部でアクセスのいい場所にある「ケアハウス九谷」。
温泉には名湯の寺井温泉を使用しており、疲労回復や冷え性などの症状緩和が期待できます。
体調や目的に合わせて選べるお風呂は15種類。
施設には温泉以外にも温泉を利用したプールやトレーニングジム、フィットネス、レストランがあり家族や友人同士できても楽しめます。
22時まで入浴ができるので、仕事終わりの疲れた体をリフレッシュすることも可能です。
住所:石川県能美市泉台町東10
電話:0761-58-5050
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5.神戸みなと温泉 蓮
「神戸みなと温泉蓮」は京阪神初の温泉利用型健康増進施設です。
経験豊富なスタッフと充実した設備が魅力で、丁寧なカウンセリングやレッスンプログラムなど湯治以外のサポートも受けられます。
日帰り温泉の利用も可能で、タオルや館内着の無料貸出、各種アメニティーも充実しているので手ぶらでも楽しめるでしょう。
また、ポートタワーをはじめとしたベイエリアを一望できる客室も魅力的で、宿泊施設としても人気です。
住所:神戸市中央区新港町1-1
電話:078-381-7000
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6.瀬戸内温泉 たまの湯
穏やかな瀬戸内海に面した「瀬戸内温泉たまの湯」は、瀬戸内海の幸をふんだんに使った瀬戸内料理を堪能できる温泉旅館です。
たまの湯の温泉は保湿効果が高く、ラドン成分が豊富に含まれているため“万病の湯”と呼ばれ、療養温泉として有名です。
瀬戸内海の潮風を感じながら温泉を楽しめる露天風呂は体のみならず気分まで癒してくれるでしょう。
また各浴室には塩サウナとスタジアムサウナを完備しているので、新陳代謝促進や疲労回復を期待できます。
住所:岡山県玉野市築港1-1-11
電話:0863-31-1526
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温泉に浸かりながら健康づくりを楽しもう
温泉利用型健康増進施設は温泉の効能と入り方を工夫し、ほかの設備を利用することで楽しく健康づくりができる施設です。
少し体調がすぐれないときなどは温泉利用型健康増進施設でリフレッシュしてみてくださいね。