今回は設備の整った温泉を中心に、ニュージーランドの温泉についてご紹介します。
ニュージーランドの基本情報
ニュージーランドへは日本からの直行便で約11時間。
成田・羽田・関空から北島のオークランドまでニュージーランド航空が就航しています。
ニュージランドは「北島」と「南島」の2つの島からなります。
南半球にあるニュージーランドは南に行くほど寒くなり、北に行くほど温暖です。
北島はマオリなどの歴史的文化の集まり、羊がたくさんいるゆるやかな牧草地帯、そして火山活動による地形への影響なども見られます。
火山活動が活発とはいえ、南島に比べて山地は少なく比較的なだらかな土地です。
そして、南島は手付かずの大自然が多くを占めるネイチャー天国。
「ニュージーランドの大自然!」といえば、南島のイメージです。
ニュージーランドきっての観光名所ミルフォードサウンドなどのフィヨルド地帯も南島にあります。
ニュージーランドの温泉事情
ニュージーランドを代表する一大温泉地であるロトルアは、マリオ族の温泉文化が色濃く残るエリアです。
ニュージーランドの温泉文化は、先住民であるマリオ族によって培われてきました。
マリオ族にとって温泉とは大地の神様から与えられた、あがめうやまう対象であり、同時に生活になくてはならないものなのです。
ロトルアにはマオリ族のカルチャー施設が多くあり、「Polynesian Spa(ポリネシアン・スパ)」という温泉施設が有名で、多くの旅行ガイドブックに掲載されています。
あちこちにある天然温泉は、砂浜を掘ると温泉が出たり、川が温泉になっていたり、森の中の池が温泉になっていたりと、ワイルドなスタイルでさまざま温泉を楽しめます。
冒険気分で秘湯が楽しめるのは海外の温泉ならではですね!
ニュージーランドのおすすめ温泉
Polynesian Spa(ポリネシアン・スパ)
ロトルア市街地の中心部に位置し、天然温泉と贅沢気分が味わえるスパ・エステ、そしてロトルア湖の美しい眺めが堪能できる温泉施設。
施設内には、なんと計26もの温泉プールがあり、4つのエリアに分かれています。
大きな施設ですが、定番中の定番といえる観光スポットのため大混雑することも。
ゆったりくつろぎたいなら、個室風呂を借りてみるのもおすすめです。
売店が併設されているので、少々割高ではありますが水着やタオルの購入も可能です。
住所:Polynesian Spa, Hinemoa Street, Rotorua Central, Rotorua, 3010, New Zealand.
営業時間:午前8時~午後11時
公式HP
Waikite Valley Thermal Pools(ワイキート・バレー・サーマルプール)
ロトルア中心部から約35分。ワイキートという渓谷の中にある自然の風景が魅力の温泉施設です。
周囲には何もなく、大自然に囲まれているため秘湯気分も味わえます。
源泉掛け流しの温泉プールながら種類は豊富で、子供も遊べるような温泉プールからカップルでまったりくつろぐのにピッタリなサークル状の温泉までさまざまです。
住所:648 Waikite Valley Road RD1 Rotorua New Zealand
営業時間:午前10時~午後9時
公式HP
Tekapo Springs(テカポ・スプリングス)
クライストチャーチとクィーンズタウンのほぼ中間、マッケンジー地方にあるテカポ湖は人気の絶景スポットです。
信じられないほど青い湖の色に感動したり、夜空いっぱいに瞬く無数の星に圧倒されたり、壮大な自然の美しさを満喫できます。
そんなテカポ湖にも温泉があります。
テポカ湖の鮮やかなブルー、マッケンジー地方の真っ青な空、プール毎に異なる絶景を眺めながら、温泉が楽しめるとはなんとも贅沢な体験です。
水温は27度から38度までとなり、日本の温泉に比べるとかなりぬるめです。
温度がぬるいのでのぼせることはありません。
温水プールで泳いだり、景色を眺めたり、のんびり遊びましょう。
住所:6 Lakeside Drive, Lake Tekapo 7945, New Zealand
営業時間:午前10時~午後9時
公式HP
持ち物は何が必要?
水着
混浴がほとんどなので、水着が必要です。
レンタルできることもありますが、日本人にはサイズが合わなかったり、透けやすい生地だったりします。
タオル
レンタルできることもあります。事前に確認しておきましょう。
ビーチサンダル
プールに行くことをイメージするといいでしょう。トイレに行く時などにあると安心です
濡れてもいいバッグ
手荷物や貴重品はロッカーなどに預けられますが、ビニール製のバッグがあるとタオルなどの持っておきたい荷物を仕舞え、重宝します。
まとめ
今回はたくさんあるニュージーランドの温泉の中から、設備の整っている温泉を中心にご紹介しましたがいかがでしたか?
ご紹介した施設の利用者は多くが観光客なので便利な分、利用料も少し割高です。
地元の人々は、わざわざお金を払って温泉施設に行くことはなく、天然温泉を楽しみます。
初めてなら施設利用が安心ですが、旅慣れた方は地元の方と一緒に楽しむ天然温泉に挑戦してみるのもいいですね!