
兵庫県淡路市の国際観光ホテル淡海荘が、冬の看板食材「淡路島3年とらふぐ」を使った『とらふぐ 白子付き特別会席プラン』の販売を始めた。公式予約サイトで受け付けており、提供期間は2026年11月から2027年2月までの予定だ。
運営するのは、神戸市に本社を置くG LION GROUP(ジーライオングループ)。淡海荘は2026年に館内と最上階客室を洋室へリニューアルしており、「空と海が、ひとつになる場所」をうたう新しい姿での冬の美食企画となる。
2年ものの約2倍に育つふぐに、天然の白子を添えた会席である。海峡を望む温泉宿で味わう冬の一泊を、この記事では料理、滞在の流れ、料金や予約の情報の順に整理する。
鳴門の激流が育てる「3年とらふぐ」

養殖ふぐは通常、2年で出荷される。これに対し、淡路島南端の福良湾の漁師たちは、あえてもう1年かけて育てる。湾には鳴門海峡の激流が流れ込む環境がある。
3年育てるには、寒さで命を落とす危険を背負わなければならない。その分、体は大きくなり、1.2kgから1.5kgにまで成長する。2年ものの約2倍という大きさだ。
激しい潮流にもまれた身は、天然ものに勝るとも劣らない歯ごたえと、旨味やコクを蓄えるという。リリースは、この魚を「奇跡のふぐ」と呼んでいる。
淡海荘が会席に添えるのは、その中でも希少な「天然の白子」。“海の白いダイヤ”とも呼ばれる食材を、冬だけの特別プランに組み込んだ。
てっさからひれ酒まで、ふぐ尽くしの会席

料理は、目の前の海の表情を眺めながら、料理人が一皿ずつ仕立てる構成である。リリースで紹介された品は次の4つだ。
てっさ(ふぐ刺し)は、透き通る身が特徴。コリコリとした食感のあと、噛むほどに甘みが広がるという。
てっちり(ふぐ鍋)は、火を通すとふっくらジューシーに仕上がる。骨から出る濃厚な出汁が体を芯から温める。
特選白子は、口に入れるととろけ、濃厚でクリーミーなコクが広がる一品だ。
ひれ酒は、香ばしく炙ったふぐひれの香りを地酒に移す。大人の夜向けの一杯として用意される。
刺身で食感を、鍋で旨味を、白子で濃厚さを楽しむ流れだ。ふぐの魅力を一通り味わえる点が、このプランの軸になる。
15時から21時までの一泊二日

淡海荘は、一泊二日の過ごし方も提案している。15時にチェックインし、リニューアルされた最上階の洋室に入ると、窓一面に大阪湾と明石海峡大橋のパノラマが広がる。青い空と海の境目が消えていく景色が、滞在の幕開けだ。
16時には岩屋温泉の湯へ。目の前に吊り橋が見える中で、夕暮れから夜へ移る「マジックアワー」の海を眺める時間になる。何もしない贅沢を、とリリースは表現する。
18時の夕食で、主役の3年とらふぐと向き合う。21時には、対岸の神戸の街並みが宝石のように光る。ライトアップされた明石海峡大橋と波の音を聞きながら、静かに晩酌ができる。
食事、入浴、夜景がそれぞれ時間帯で区切られており、宿の中だけで完結する旅の設計である。遠出の観光を詰め込まず、宿でゆっくり過ごしたい人に向く。
リリースは、夜の晩酌を「大切な人と語らう特別な夜」と表現している。記念日や家族旅行など、ゆっくり話したい場面を想定した提案だ。
プラン概要と予約の方法

プランは2種類ある。ひとつは【11月~2月】3年とらふぐ 特別会席プラン(白子付き)、もうひとつは【11月~2月】3年とらふぐ特別会席プランだ。名称のとおり、白子の有無が違いの目安となる。
提供期間は2026年11月から2027年2月まで(予定)
客室は、2026年にリニューアルした最上階の洋室、または落ち着きのある和室
予約は淡海荘の公式サイトで受付中
公式サイトからの予約が「ベストレート(最安値)」。各旅行サイトでも受け付けている
宿泊料金はリリースに記載がないため、金額は公式の宿泊プランページで確認する必要がある。提供期間は「予定」とされており、日程は変更される可能性もある。
公式サイトは https://www.tankaiso.co.jp/ 。プランの詳細は公式の宿泊プランページに掲載されている。
リリース上では、2026年に館内と最上階客室をリニューアルした点も強調されている。内装を一新した客室でふぐ会席を楽しめる点が、今回の企画の新しさである。
施設概要とアクセス

施設名は国際観光ホテル 淡海荘(たんかいそう)。所在地は〒656-2401 兵庫県淡路市岩屋3559-4で、電話番号は0799-72-4111である。
車の場合は、神戸淡路鳴門自動車道の「淡路IC」から約2km。「道の駅あわじ」のすぐ隣にあり、淡路島の北端から明石海峡を望む立地だ。
館内には、全室禁煙でオーシャンビューの客室、岩屋温泉の大浴場と露天風呂、宴会場、売店がそろう。大浴場からは海と橋の眺めが楽しめる。
泉質は、複数の宿泊予約サイトの情報によると単純弱放射能泉(単純弱ラドン泉)である。楽天トラベルの温泉情報には、効能として関節痛、筋肉痛、神経痛が挙げられている。ただし、詳しい成分や入浴条件は、利用前に公式サイトで確かめたい。
運営するG LION GROUPと温泉宿の広がり

運営元のG LION GROUPは、1986年3月の創業。BMWをはじめとする輸入車と国産車の正規ディーラー事業を核に、国内外で自動車関連の事業を展開してきた。
近年は自動車にとどまらず、飲食、宿泊、ブライダル、ライフスタイル、文化、旅へと体験領域を広げている。淡海荘は、その宿泊事業のひとつに位置づけられる。
会社の規模は、リリースによると次のとおりだ。本社は神戸市中央区新港町11-1の G LION Awa-s Building。代表取締役社長は菊地秀武。2026年3月時点でグループ従業員数は5,792名、グループ企業数は163社、グループ拠点数は503店舗。2025年度の売上高は4,628億円と公表されている。
自動車ディーラーから出発した企業が、淡路島で温泉宿を運営し、館内を洋室中心に改装して冬のご当地食材を打ち出す。地域の食と絶景を組み合わせた宿泊企画として、関西の旅行先を探す人の選択肢に加わりそうだ。
G LION GROUPのホームページはリリース内でも案内されている。グループの事業全体を知りたい読者は、そちらを参照するとよい。
なお、淡路島3年とらふぐは福良湾の漁師が手間をかけて育てる食材である。冬の淡路島旅行では、温泉と食をあわせて楽しむ目的地として注目される。
岩屋温泉と明石海峡を望む立地
淡海荘の湯は、岩屋温泉である。複数の予約サイトの温泉情報では、泉質は単純弱放射能泉(単純弱ラドン泉)とされ、大浴場と露天風呂が備わる。浴場は男女別で、海が見える眺望と夜景が特徴に挙げられている。
リリースが描く入浴の場面は、湯けむりの向こうに吊り橋が見える時間だ。ふぐの会席と温泉を同じ宿で味わえる点が、日帰りの食事とは違う価値になる。
宿のある淡路島北端は、明石海峡大橋の足元にあたる。対岸には神戸の街並みが見え、夕暮れから夜景へと景色が移り変わる。客室からの朝焼けも、プランの魅力としてリリースの画像で紹介されている。
アクセスは車が便利だ。淡路ICから約2kmで、道の駅あわじの隣という分かりやすい場所にある。旅の途中に立ち寄る観光とも組み合わせやすい。
宿の公式サイトでは、温泉の利用時間や効能も案内されている。入浴の前には、最新の情報を確認しておくと安心である。
冬の淡路島旅を計画するときの視点
プランの提供は2026年11月から2027年2月まで。冬の宿泊は、ふぐの旬と重なる時期にあたる。予約は公式サイトが最安値の保証とされているので、日程と料金は公式の宿泊プランページで確認しておきたい。
客室は、リニューアルした最上階の洋室か、落ち着きのある和室から選べる。眺望を重視するなら、全室オーシャンビューという施設の特徴も判断材料になる。
会席は一皿ずつ違う食感と味わいを重ねる構成で、てっさ、てっちり、白子、ひれ酒と続く。ふぐを初めて本格的に味わう人にも、冬の淡路島らしさを感じる企画といえそうだ。
問い合わせは淡海荘(電話0799-72-4111)で受け付けている。繁忙期は予約が埋まる可能性があるため、早めの確認が安心である。








