一般社団法人雲仙観光局(長崎県雲仙市)は2026年6月26日(金)から8月23日(日)まで、雲仙温泉の温泉神社(うんぜんじんじゃ)を舞台とした夜間竹アートイベント「雲仙涼花燈~地獄の夜詣~」を初開催する。竹まりや行燈、大型竹あかりオブジェで社殿と参道を彩り、平地より約5℃低い涼しい夜風のなか、温泉街の新たな夜の魅力を提案する。
雲仙温泉は古くから国内有数の温泉地として知られ、「地獄」と呼ばれる白煙たなびく噴泉地が名物だ。今回のイベントはその象徴的な温泉神社を舞台に選び、竹アートと温泉文化を融合させた新しい夜間体験として企画された。温泉神社は地元住民にとっても親しみ深い鎮守の社であり、夏の夜に竹灯りが境内を照らす風景は、雲仙温泉の新たなシンボルとなりうる。

イベントの見どころ
「雲仙涼花燈~地獄の夜詣~」は、温泉神社の参道から社殿にかけて複数の演出ゾーンで構成される。
入口となる鳥居付近には「竹・華まりのトンネル」を設置。竹まりや華まりが飾られた通路が圧倒的な存在感を放ち、写真撮影スポットとしても人気を集めそうだ。社殿前には複数の「竹あかりオブジェ」が並び、普段は荘厳な雰囲気の境内を鮮やかに彩る。また、竹の素朴さと造花の華やかさのコントラストを活かした装飾が各所に配置され、日本の「和」の空間として非日常的な雰囲気を演出する。
標高約700mに位置する雲仙は夏でも平地より約5℃気温が低く、温泉上がりに浴衣姿で涼みながら竹灯りを楽しめる点は、他の夏祭りや夜間イベントにはない独自の魅力として注目される。温泉宿泊客が夕食後に浴衣で散策できる距離に会場があるため、宿泊セットでの体験プランとの相性も良い。

開催概要・料金・チケット
開催日時は2026年6月26日(金)から8月23日(日)の毎週水曜定休で、19:00~22:00(最終受付21:30)。荒天を除き雨天決行で、中止の場合は当日15:00までに特設ページおよびInstagramで告知される。
チケットはオンライン販売(https://www.e-tix.jp/unzen_glowing_bamboo/ )と当日現地購入の両方に対応する。オンラインチケットの販売開始は2026年6月20日(土)からとなっている。
料金は以下のとおり。
平日(月~木) 高校生以上:1,000円 / 小中学生:500円 / 未就学児:無料
週末(金~日)・祝日 高校生以上:1,300円 / 小中学生:500円 / 未就学児:無料
平日限定・宿泊者割引 高校生以上:800円(中学生以下は割引対象外)
宿泊者割引(平日限定)は、夜間に旅館やホテルから外出する機会が少ない温泉宿泊客の回遊を促す目的で設けられた。ペットはリードを付けた状態での同伴が可能で、小学生以下は保護者同伴での参加が必要となる。

内覧会の実施
開催前日程として、関係者向け内覧会が2026年6月24日(水)・25日(木)の20:00~21:30に温泉神社で開かれる。竹と造花が織りなす幻想的な空間を一足早く体感できる機会で、メディア・観光事業者等からの申込を受け付けている。上記2日間以外の日にも来場可能で、申込時に来場日の記入が求められる。
内覧会の申込フォームは公式サイトから受け付けており、イベント本番前に演出のクオリティを直接確認できる貴重な機会となる。報道関係者や旅行業関係者の参加が見込まれる。

施設概要・アクセス情報
イベント会場となる温泉神社(うんぜんじんじゃ)の所在地は長崎県雲仙市小浜町雲仙319。雲仙温泉街の中心に鎮座し、温泉の守護神として古くから地域に親しまれてきた歴史ある神社だ。社殿は荘厳な造りで、境内は日ごろから観光客の散策コースにもなっている。
駐車場はメモリアルホールの駐車場(無料)のほか、周辺の有料駐車場を利用できる。雲仙温泉へのアクセスは、長崎空港から車で約70分(諫早IC~島原半島北ルート経由)が目安。島原鉄道の諫早駅や島原駅から路線バスも運行されており、公共交通でのアクセスも可能だ。
お問い合わせは一般社団法人雲仙観光局(担当:黒原・白濵・衣川)、TEL:0957-73-3639まで。公式WEB:https://www.unzen.org/ / イベント特設サイト:https://www.unzen.org/special-event/unzen_glowing_bamboo

雲仙温泉の概要・歴史
雲仙温泉(長崎県雲仙市)は、日本最古の国立公園のひとつである雲仙天草国立公園内に位置する温泉地だ。島原半島の中央部、標高約700mに広がり、「地獄」と呼ばれる白濁した熱泥・熱水の噴出地帯が温泉街の中心にある。古くは江戸時代から湯治場として栄え、明治・大正期には外国人観光客にも人気の避暑地として発展してきた歴史がある。
泉質は単純硫黄泉・酸性硫黄泉が主で、神経痛・慢性皮膚病・リウマチなどへの効能が知られる。夏の最高気温は25度前後と涼しく、秋の紅葉とともに夏の避暑観光シーズンに多くの宿泊客が訪れる。地獄巡り遊歩道(約1km)では30箇所を超える地獄を間近に観察でき、立ち昇る白煙と硫黄の香りが独特の景観を生み出している。また小浜温泉(日本一長い足湯105mが有名)も車で約15分の距離にあり、、島原半島を代表する複合温泉エリアを形成している。
主催団体・背景情報
本イベントの主催は一般社団法人雲仙観光局。2022年4月に設立された観光地域づくり法人(DMO)で、雲仙市を中心とした島原半島の観光振興・プロモーション活動を担う。代表者名は山下浩一。所在地:長崎県雲仙市小浜町雲仙320番地 TEL:0957-73-3434公式WEB:https://www.unzen.org/
近年、温泉地では宿泊客の「夜の過ごし方」が課題となっており、宿での食事・入浴後に外出機会が少ないことが温泉街全体の賑わい不足につながるとされてきた。今回の「雲仙涼花燈」は、その課題に対するひとつの解決策として位置づけられており、温泉街の回遊性向上と宿泊滞在満足度の向上を目指す地域観光振興の取り組みだ。初開催の成果次第では、継続的な夏の風物詩となることが期待される。






